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オクトパスエナジーと北陸電力を比較|どっちが安いか独自試算で検証

2026年7月分の燃料費調整単価をもとに計算しています
キャンペーンや特典は含めず、通常料金だけで徹底比較

オクトパスエナジーと北陸電力、どちらにするか迷っておられませんか?

安くなるって、本当?

手続きの手間をかけるだけの価値があるの?

結論からお伝えすると、グリーンオクトパスは北陸電力の従量電灯ネクストより年間、約2,000〜5,200円安くなります

安くはなりますが、大きな金額ではないな……と感じられたかもしれません。

その代わり、この差は燃料価格が上がっても下がってもほとんど動きません

元新電力の営業として、その根拠を数字で確かめていきます。

この記事で分かること
  • オクトパスエナジーと北陸電力はどっちが安いのか
  • 世帯人数別・使用量別の電気代シミュレーション
  • 燃料価格が高騰しても差が変わらない根拠
  • 切り替えるべきかどうかの判断基準
目次

オクトパスエナジーと北陸電力はどっちが安い?

結論はオクトパスエナジーが年2,000〜5,200円安い

グリーンオクトパスが全ての使用量で北陸電力の従量電灯ネクストより安くなります。

年間の差額は、電気の使用量によって変わります。

それぞれの予測使用量から削減額をみてみましょう。

世帯月の差額年間の差額
一人暮らし−163円−1,956円
二人暮らし−231円−2,772円
三人家族−285円−3,420円
四人家族−347円−4,164円
電気を多く使う世帯−435円−5,220円

予測した使用量なら、月あたりの差額は163円〜435円

この記事では、差が小さくなる理由と、その差が今後も変わらない根拠の2つをお伝えします。

世帯人数別の電気代比較表

具体的な金額をご覧ください。

30A契約・税込・30日換算での比較です。

世帯(月使用量)グリーンオクトパス従量電灯ネクスト差額
一人暮らし(160kWh)5,294円5,457円−163円
二人暮らし(260kWh)8,361円8,592円−231円
三人家族(330kWh)10,553円10,838円−285円
四人家族(400kWh)12,805円13,152円−347円

上の金額に含まれているもの

  • 基本料金
  • 電力量料金
  • 燃料費調整額
  • 再エネ賦課金

単価を並べただけの比較ではなく、実際の請求額に近い数字です。

※2026年7月分の燃料費調整単価、再エネ賦課金4.18円/kWhで試算。実際の請求は検針日数によって変動します。

北陸エリアは燃料調整費の差が大きい

両社の燃料費調整単価を見てみましょう。

2026年7月分燃料費調整単価
北陸電力 従量電灯ネクスト−7.54円/kWh
グリーンオクトパス+2.75円/kWh
10.29円/kWh

この表から分かること

  • 北陸電力は毎月、燃料費調整額で大きく値引きされている
  • オクトパスエナジーは逆にプラスで加算されている
  • そのため単価表の差がほとんど残らない

北陸電力は単価表だけ見ると高く見えます。でも実際の請求書を見ると燃料調整費で還元されて意外と安い。

ただし、差が小さいことは悪い話ばかりではありません。

  • 差が小さい=燃料価格が動いてもひっくり返りにくい
  • 実際、両社の燃調差は過去12ヶ月で0.17円しか動いていない
  • つまり年2,000〜5,200円という差は今後も維持されやすい

地味な数字に見えるかもしれませんが、読める安さであることが北陸エリアの良い特徴です。

\ 自分の使用量で確かめてみる /

使用量別に電気代をシミュレーション

ここからは、4つのプランを横並びにして内訳まで分解していきます。

比較する4プラン
  • グリーンオクトパス(オクトパスエナジー)
  • シンプルオクトパス(オクトパスエナジー)
  • 従量電灯ネクスト(北陸電力)
  • 従量電灯B(北陸電力)

試算の前提条件

項目設定
算定式基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再エネ賦課金
契約アンペア30A
基本料金30日換算
燃料費調整単価2026年7月分
再エネ賦課金4.18円/kWh
割引・特典未反映

世帯人数ごとの使用量は、一般的な平均値をもとに設定しています。

一人暮らし・二人暮らしは年2,000〜2,800円安い

少量世帯でも、4プラン中でグリーンオクトパスが最安

一人暮らし(160kWh・30A)の内訳をご覧ください。

内訳グリーンシンプルネクスト従量電灯B
基本料金895円0円908円908円
電力量料金3,290円4,870円5,087円5,093円
燃料費調整額+440円0円−1,206円−1,206円
再エネ賦課金669円669円669円669円
合計5,293円5,539円5,457円5,463円

二人暮らし(260kWh)でもグリーンオクトパスが最安

月使用量グリーンシンプルネクスト従量電灯B
160kWh5,293円5,539円5,457円5,463円
260kWh8,360円9,001円8,592円8,602円

年間の差額に直すと以下のとおりです。

  • 160kWh:ネクストより年1,956円、従量電灯Bより年2,040円安い
  • 260kWh:ネクストより年2,772円、従量電灯Bより年2,904円安い

三人・四人家族は年3,400〜4,200円安い

使用量が増えても順位は変わらず、グリーンオクトパスが最安

月使用量グリーンシンプルネクスト従量電灯B
330kWh10,552円11,425円10,838円10,851円
400kWh12,805円13,848円13,152円13,168円
500kWh16,023円17,310円16,458円16,478円
600kWh19,241円20,772円19,764円19,788円

グリーンオクトパスと従量電灯ネクストの年間差額

月使用量月差額年差額
330kWh−285円−3,420円
400kWh−347円−4,164円
500kWh−435円−5,220円
600kWh−523円−6,276円

30Aでの使用量比較では、グリーンオクトパスが最安値でした。

では、契約Aが大きいならどのような結果になるでしょうか。

契約アンペアは差に影響しない

「うちは40Aだけど、結果は変わる?」

結論として、契約アンペアを変えても差額はほとんど動きません。

400kWh使用時で検証した結果です。

契約アンペアグリーンネクスト月差額年差額
20A12,507円12,849円−343円−4,111円
30A12,805円13,152円−347円−4,163円
40A13,103円13,454円−351円−4,214円
50A13,401円13,757円−356円−4,266円
60A13,699円14,059円−360円−4,318円

20Aと60Aで比べても、使用量が同じなら年間の差は207円。

アンペア数で悩む必要はありません。検針票の使用量だけ確認すれば十分。

ただし、契約Aが大きくなればシンプルオクトパスが優位になる使用量が大きくなります。

具体的には、公式のシミュレーターかこの記事のシミュレーターで確認してみてください。

自分の使用量で試せる比較シミュレーター

ここまでは代表的な使用量での試算でした。

ご自身の数字で確かめたい方は、この記事のシミュレーターも使用してみてください。

北陸電力エリア(オクトパス vs 北陸電力)

新電力ナビ 比較シミュレーター

電気料金 = 基本料金 + 電力量料金 + 燃料費調整額 + 再エネ賦課金

北陸電力エリアはアンペア制です。従量電灯Bと従量電灯ネクストは基本料金が同額で、電力量料金の差も0.04円/kWhしかありません。実質的な違いは燃料費調整の上限の有無とほくリンクポイントです。

準備するもの

  • 検針票または「電気ご使用量のお知らせ」
  • 直近1ヶ月の使用量(kWh)
  • 契約アンペア数

入力すると分かること

表示される内容詳細
プラン別の料金各プランの月額と順位
現在との差額今の契約と比べていくら変わるか
料金の内訳基本料金・電力量料金の内訳

冬と夏で使用量が大きく違う方は、両方の月で試してみることをおすすめします。

年間を通して安くなるかどうかは、それで判断できるでしょう。

使用量が少ないならシンプルオクトパス、使用量が多いならグリーンオクトパスがおすすめです。

\ 自分の使用量で確かめる /

単価差11円が実質0.9円まで縮む理由

「単価は11円も安いのに、なぜ月285円しか変わらないの?」

先ほどご覧いただいた燃料費調整単価の差10.29円が、その答えです。

分解して考えてみましょう。

北陸電力だけ毎月7.54円が値引きされている理由

理由は2023年の料金改定

燃料費調整額は、あらかじめ料金に織り込んだ燃料価格(基準燃料価格)と、実際の燃料価格との差を毎月調整する仕組みです。

実際の価格が基準より低ければ、その分が請求から値引きされます。

北陸電力は2023年の改定で、この基準燃料価格を大きく引き上げました。

その後、実際の燃料価格が基準を下回り続けています。

結果として、毎月の値引きが構造的に大きくなっているのです。

ここから分かることは3つです。

  • 北陸電力の単価表が高く見えるのは改定の影響
  • 実際の請求額は毎月の値引きで大きく圧縮されている
  • 単価表と請求額のギャップは「異常」ではなく仕様

私も最初は「北陸電力、単価高すぎない?」と思いました。でも請求書を見ると納得します。

単価差から値引き差を引くと約0.9円

まず、電力量料金の単価差をご覧ください。

段階グリーンオクトパス従量電灯ネクスト
第1段階(〜120kWh)19.50円30.82円−11.32円
第2段階(121〜300kWh)23.74円34.71円−10.97円
第3段階(301kWh〜)25.25円36.42円−11.17円

全ての段階で、オクトパスが約11円安くなっています。

しかし、ここに値引き差10.29円が加わります。

単価差 約11.2円 − 値引き差 10.29円 = 実質 約0.9円/kWh

実質的な優位は、0.83〜0.94円/kWhが残ります。

330kWh使用時で分解すると、次のようになります。

項目金額
電力量料金の差−3,668円
北陸電力の値引き分+3,396円
基本料金の差−13円
実際の差額−285円

見た目と実際の乖離を並べるとこうなります。

  • 単価表だけの比較 → 月3,681円安く見える
  • 値引きを入れた実際 → 月285円

ここから持ち帰っていただきたい判断基準は1つだけです。

どの比較記事を見るときも、その金額に燃料費調整額が含まれているかを確認しよう。

含まれていなければ、その数字は実際の請求額とかけ離れています。

燃料価格が動いても差はほとんど変わらない

「今は安くても、燃料価格が上がったら逆転するのでは?」

結論としては、燃料価格が動いても差はほぼ変わりません

両社の値引き・上乗せが、同じ方向に同じ幅で動いているからです。

両社の差は1年間で0.17円しか動いていない

2025年の12ヶ月分をグラフにしました。

このグラフから分かること

  • 差の最小は10.19円、最大は10.36円
  • 1年間の変動幅はわずか0.17円
  • 4月から10月にかけて、両社とも−1.50円で完全に一致

つまり燃料価格の影響を両社が同じだけ受けている

片方だけ大きく動くなら不安ですが、同じ幅で動いているので差は保たれます。

12ヶ月分の実数はこちらです。

オクトパス北陸電力
1月+3.49円−6.85円10.34円
2月+3.41円−6.85円10.26円
3月+3.48円−6.73円10.21円
4月+3.54円−6.65円10.19円
5月+3.48円−6.77円10.25円
6月+3.30円−7.00円10.30円
7月+2.93円−7.43円10.36円
8月+2.54円−7.77円10.31円
9月+2.25円−8.02円10.27円
10月+2.04円−8.15円10.19円
11月+2.09円−8.10円10.19円
12月+2.17円−8.05円10.22円

逆転には0.87〜1.02円の開きが必要

では、順位が入れ替わるにはどれくらいの差が必要なのでしょうか。

月使用量逆転に必要な差現在との開き
160kWh11.31円1.02円
260kWh11.18円0.89円
330kWh以上11.16円0.87円

必要な差の広がりは0.87〜1.02円。

1年間の変動幅0.17円の、およそ5〜6倍にあたります。

実際にシミュレーションで両社の単価を同時に±5円動かしてみても、330kWhの差額は−285円のまま変わりませんでした。

燃料価格が上がっても下がっても、オクトパスエナジーの優位は動きません。

冒頭でお伝えした「読める安さ」とは、この意味です。

\ 自分の使用量で確かめる /

北陸電力とオクトパスエナジーの料金プランと単価の違い

ここまでの試算の根拠になっている単価を整理しておきます。

プラン提供種別
従量電灯B北陸電力規制料金
従量電灯ネクスト北陸電力自由料金
グリーンオクトパスオクトパスエナジー自由料金
シンプルオクトパスオクトパスエナジー自由料金

オクトパスエナジーと北陸電力の単価一覧

基本料金(税込)

アンペア従量電灯B・ネクストグリーンオクトパス
10A302.50円298.20円(日額9.94円)
20A605.00円596.40円
30A907.50円894.60円
40A1,210.00円1,192.80円
50A1,512.50円1,491.00円
60A1,815.00円1,789.20円

シンプルオクトパスの基本料金は0円です。

電力量料金(税込・1kWhあたり)

段階従量電灯B従量電灯ネクストグリーンオクトパスシンプルオクトパス
〜120kWh30.86円30.82円19.50円30.44円
121〜300kWh34.75円34.71円23.74円30.44円
301kWh〜36.46円36.42円25.25円30.44円

単価表を見るときの注意点

  • 北陸電力の2プランには最低月額料金302.50円が設定されている
  • グリーンオクトパスの基本料金は日額計算のため検針日数で変動する
  • 従量電灯ネクストの5アンペア契約と使っておとくライトは本比較の対象外
  • 単価が安く見えても、燃料費調整額を入れないと実際の請求額は分からない

グリーンオクトパスは日額計算なので、31日ある月は少しだけ基本料金が上がります。

従量電灯Bと従量電灯ネクストの違い

この2つ、単価はほとんど同じです。

違いを整理します。

項目従量電灯B従量電灯ネクスト
基本料金同額同額
電力量料金0.04円/kWh高い0.04円/kWh安い
料金の種別規制料金自由料金
燃料費調整額の上限ありなし
ほくリンクポイント対象外対象
口座振替割引月55円記載なし

実質的な違いは3点だけです。

  • 従量電灯Bは燃料費調整額に上限があるが、ネクストにはない
  • ポイントが貯まるのはネクストのみ
  • 口座振替割引があるのは従量電灯Bのみ

このうち上限は、現実的な燃料価格では発動しません。

  • 上限が作動するのは平均燃料価格が119,700円/klに達したとき
  • 現在の水準は約34,100円/klなので、約3.5倍の高騰が必要
  • 仮に上限に張り付いても、グリーンオクトパスの単価が+17.74円(現在+2.75円)まで上がらなければ逆転しない

上限があること自体は事実です。でも「だから安心」と書いて終わっている記事は、金額まで計算していません。

どちらが得かは、使用量と契約年数で変わります。

月使用量1年目2年目3年目以降
160kWh従量電灯B従量電灯B従量電灯B
260kWh従量電灯Bネクストネクスト
330kWh以上ネクストネクストネクスト

判断の目安をまとめます。

  • 月300kWh以上使うなら、最初からネクストでよい
  • 160kWh前後の一人暮らしは、全期間を通じて従量電灯Bのまま
  • 理由は口座振替割引の月55円がポイント還元を上回るため
  • 260kWh前後は2年目から入れ替わるが、差は月1円未満

少量世帯にとっては、ポイントより口座振替割引のほうが確実に大きいんです。

グリーンオクトパスとシンプルオクトパスの選び方

シンプルオクトパスの特徴は3つです。

  • 基本料金が0円
  • 電力量料金は一律30.44円/kWh
  • 燃料費調整額がかからない

一見おトクに見えますが、基本料金がない分だけ単価に上乗せされています。

どこで逆転するのか、アンペア別に計算しました。

契約アンペアグリーンが安くなる使用量
10A37kWh超
20A73kWh超
30A110kWh超
40A174kWh超
50A249kWh超
60A340kWh超

一般的な30A契約なら、月110kWhを超えた時点でグリーンが有利です。

つまり、ほぼ全ての世帯でグリーンオクトパスが安くなります。

なお、燃料費調整単価が5.3円/kWhまで上がるとシンプルが逆転しますが、現在は+2.75円。まだ2.5円ほどの余裕があります。

ただし、シンプルオクトパスには重要な注意点があります。

  • 適用期間は供給開始日から12ヶ月間のみ
  • 期間終了後は同エリアのグリーンオクトパスへ自動移行する
  • つまり長期の固定費削減策にはならない

「燃料費調整額がない=ずっと安心」ではありません。1年で終わるプランだと理解したうえで選んでください。

料金以外の違いを比較

料金だけで決められない部分もあります。

ここでは7つの観点で違いを整理します。

比較項目有利なほう
ポイント・セット割北陸電力
供給エリアオクトパスエナジー
再エネ比率オクトパスエナジー
停電リスク・電気の質差なし
料金の読みやすさ差なし
政府の補助金差なし
解約金・支払い方法ほぼ差なし

ポイントとセット割は北陸電力が有利

この分野は北陸電力に軍配が上がります。

まずほくリンクポイントの制度概要です。

項目内容
還元率1年目0.5%/2年目0.6%/3年目以降0.7%
上限月200ポイント
対象外再エネ賦課金
交換先dポイント、Pontaなど

還元額を金額に換算した結果です。

月使用量名目の年差額1年目0.5%3年目以降0.7%
160kWh−1,964円−1,677円−1,562円(33pt/月)
260kWh−2,780円−2,330円−2,150円(52pt/月)
330kWh−3,424円−2,856円−2,629円(66pt/月)
400kWh−4,163円−3,474円−3,199円(80pt/月)
500kWh−5,219円−4,357円−4,012円(100pt/月)
  • 差が縮むのは2〜3割にとどまる
  • どの使用量でもグリーンオクトパスが上回ったまま
  • 月200ptの上限には一般家庭では届かない(500kWh使う世帯でも100pt)

あわせて、見落とされがちな条件があります。

  • ポイントは自動付与ではなく「電気deポイントプラス」への別途申込が必要
  • 従量電灯B・Cの契約者は、従量電灯ネクストへの契約変更が前提
  • 契約変更の完了までに2ヶ月程度かかる

手間をかけて年800円分のポイント。そこまでして残す価値があるかは、正直むずかしいところです。

そして、セット割は北陸電力だけが提供しています。

割引名提携先割引額
都市ガス・でんきまとめ割福井都市ガスガス料金最大500円
まるっとくプラン丸八300円
でんき&ケーブルまとめ割県内9社300円
おうち割北陸電力でんきセットソフトバンク・ワイモバイル1回線110円(3年目以降55円)

ここは慎重に判断していただきたい部分です。

  • グリーンオクトパスとの月差額は163〜435円
  • セット割の割引額は300〜500円
  • つまり対象者は年間差額が逆転する可能性がある
  • スマホのセット割は回線数が多いほど有利になる

セット割を使っている方は、切り替えると損をするケースがあります。まず自分が対象かを確認してください。

供給エリアはオクトパスエナジーが全国対応

引っ越しの予定がある方には、この違いが効いてきます。

項目オクトパスエナジー北陸電力
対応エリア沖縄を除く全国9エリア北陸エリア・東京エリア
県外転居時原則そのまま継続エリア外なら解約

北陸電力の供給エリアは次の範囲です。

  • 富山県の全域
  • 石川県の全域
  • 福井県の一部を除く全域
  • 岐阜県の一部

転勤や進学で県外へ移る可能性がある方は、次の点を押さえておいてください。

  • オクトパスなら住所変更の手続きだけで済むことが多い
  • 北陸電力はエリア外へ出ると契約先を探し直す必要がある
  • 手続きの手間は、金額差では見えないコスト

実質再エネ100%はオクトパスエナジーだけ

追加負担なしで再エネ100%になるのは、オクトパスエナジーだけです。

プラン別の対応状況を整理します。

プラン実質再エネ100%追加費用
グリーンオクトパス対象なし
シンプルオクトパス対象なし
KKオクトパス対象なし
スタンダードオクトパス対象外
北陸電力の各プラン対象外
アクアECOプラン(北陸電力)水力100%+2.20円/kWh

仕組みと違いは次のとおりです。

  • オクトパスは非化石証書の活用により実質再エネ100%・CO2排出量ゼロ
  • 北陸電力に標準の環境配慮型プランはない
  • アクアECOはオプション扱いで、1kWhあたり2.20円の上乗せが必要
  • 330kWh使う世帯なら、上乗せは月726円になる計算

環境に配慮したいけど電気代は上げたくない、という方にはグリーンオクトパスが噛み合います。

停電リスクとサポートに違いはない

「新電力に変えたら停電しやすくなるのでは?」

この心配は不要です。

理由は、電気を届ける設備が同じだからです。

役割担当
送配電網の保守管理北陸電力送配電
停電時の復旧対応北陸電力送配電
電気の販売・請求契約した小売事業者

つまり、こういうことです。

  • 契約先を変えても電気の質は変わらない
  • 停電の発生率も復旧の速さも同じ
  • 停電時の連絡先は北陸電力送配電のまま

さらに、万一の場合の備えも制度化されています。

小売事業者が撤退しても、送配電事業者が電気の供給を継続する仕組みがあります。

「新電力=不安定」という認識は、事実とは異なります。

電気代が読めないのは市場連動型プランの話

「新電力って電気代が読めないんでしょ?」

そう思われているなら、それは誤解です。

両社の算定式は完全に同じです。

項目グリーンオクトパス従量電灯ネクスト
基本料金ありあり
電力量料金3段階制3段階制
燃料費調整額ありあり
再エネ賦課金ありあり
市場価格への連動なしなし
  • 市場連動型はJEPXのスポット価格に30分単位で連動する
  • 今回の2プランはどちらも連動しない
  • 変動するのは燃料費調整額だけで、月単位で事前に公表される

つまり、請求書が届く前に電気代の目安が分かる仕組みです。

政府の補助金は両社に同額適用される

結論として、補助金は比較の結果を一切変えません。

対象月低圧の値引き単価
7月使用分3.5円/kWh
8月使用分4.5円/kWh
9月使用分3.5円/kWh
  • 全国一律の単価で、エリアによる差はない
  • 申請は不要で、自動的に請求額から値引きされる
  • 規制料金・自由料金・新電力のいずれにも同じ単価で適用される

どちらを選んでも同額なので、補助金は判断材料になりません。この記事の試算にも含めていません。

なお、北陸電力の公表は検針月ベースのため「8月分・9月分・10月分」と表記されます。使用月ベースの本記事とは1ヶ月ずれる点にご注意ください。

解約金と支払い方法

両社とも、原則として解約金は発生しません。

例外は1つだけです。

プラン解約金契約期間
使っておとくライト(北陸電力)1,000円(税込)年度末3月31日まで
その他の全プランなし

なお、使っておとくライトでも免除される場合があります。

  • 引っ越しによる解約
  • 契約満了の2ヶ月前以内の解約

支払い方法の対応状況は次のとおりです。

支払い方法オクトパスエナジー北陸電力
クレジットカード対応対応
口座振替対応対応
払込票非対応対応
口座振替割引なし従量電灯Bのみ月55円

支払い面で押さえておきたい点をまとめます。

  • 払込票を使いたい方は北陸電力のみ
  • 口座振替割引は従量電灯Bに限られる
  • ネクストに変更すると、この割引は使えなくなる

オクトパスエナジーのデメリットと評判

ここまで料金面での優位を見てきました。

ただ、実際に切り替える前には気になる点もあると思います。

正直なところを整理します。

怪しいと言われる理由

「オクトパスエナジー 怪しい」で検索される方は少なくありません。

理由は主に3つあります。

言われる理由実際のところ
知名度が低い英国発の大手電力会社
社名が独特創業時のロゴに由来
単価表と請求額が合わない燃料費調整額による差

運営基盤を確認しておきましょう。

  • 日本法人は「TGオクトパスエナジー株式会社」
  • 東京ガスとオクトパスエナジーの合弁会社
  • 英国では数百万世帯規模に供給する大手
  • 沖縄を除く全国9エリアで小売事業を展開

東京ガスが関わっていると聞くと、印象が変わる方も多いのではないでしょうか。

3つ目の「単価表と請求額が合わない」は、この記事で説明してきた値引き構造の話です。

単価表では月3,681円安く見えるのに、実際の差額は月285円。仕組みを知っていれば、怪しい話ではないと分かります。

利用者の口コミ

良い評判と悪い評判、どちらも並べます。

良い評判

内容補足
アプリが見やすい使用量をグラフで確認できる
明細が分かりやすい内訳が細かく表示される
実質再エネ100%追加負担なしで実現
切り替えが簡単Web完結で解約連絡も不要

悪い評判

内容補足
燃料費調整額が高い他社よりプラス幅が大きい傾向
思ったほど安くならない特に北陸エリアで顕著
電話が繋がりにくい問い合わせは基本Web対応

北陸エリアの方が知っておくべき点をまとめます。

  • 「安くならなかった」という声は値引き構造で説明できる
  • 東京・関西エリアの体験談は北陸には当てはまらない
  • 月163〜435円という水準を理解したうえで判断する
  • 問い合わせは電話よりチャットやメールのほうが早い

口コミを読むときは、その方がどのエリアかを必ず確認してください。エリアで結論がまるで変わります。

期待値を正しく持てば、評判と実際のギャップは埋まります。

オクトパスエナジーと北陸電力どっちを選ぶべき?

ここまでの内容を、判断材料としてまとめます。

まず全体像から。

使用量年間差額判断の傾向
160kWh前後−1,964円手間と天秤
260kWh前後−2,780円手間と天秤
330kWh以上−3,424円〜切り替え推奨
500kWh以上−5,219円〜切り替え推奨

分かれ目は月300kWhです。

オクトパスエナジーがおすすめな人

次のいずれかに当てはまる方は、切り替える価値があります。

  • 月300kWh以上使う世帯(年3,400円以上の削減)
  • ほくリンクポイントを使っていない、または貯める予定がない
  • 追加負担なしで再エネ100%にしたい
  • 県外への転居予定がある
  • セット割の対象外
  • 燃料価格の変動に左右されない安定した差を求めている

特に、次の条件が重なる方は迷う必要がありません。

条件該当すれば
月300kWh以上 + セット割なし切り替え推奨
月300kWh以上 + ポイント未加入切り替え推奨
転居予定あり + 使用量問わず切り替え推奨

四人家族で年4,000円前後。手続きは1回きりなので、あとは何もしなくても差が積み上がります。

北陸電力のままでよい人

逆に、無理に切り替えないほうがよい方もいます。

  • セット割を利用中の方(割引300〜500円が差額を上回る可能性)
  • ほくリンク3年目以降で、月200kWh前後の少量世帯
  • 燃料価格の急騰時に規制料金の上限保護を受けたい方(従量電灯Bに限る)
  • 払込票での支払いを続けたい方

該当する方の実質差額を確認しておきます。

状況実質の年間差額
160kWh・ほくリンク3年目−1,562円
260kWh・ほくリンク3年目−2,150円
セット割300円を利用中(160kWh)+2,038円(北陸電力が有利)
セット割500円を利用中(160kWh)+4,438円(北陸電力が有利)

判断のポイントは3つです。

  • セット割を使っているなら、切り替えると損をする可能性が高い
  • 少量世帯は年1,500円台まで縮むため、手間との比較になる
  • 上限保護を理由にするなら、従量電灯Bのままにする必要がある

正直に言うと、少量世帯にとっては手続きの手間と天秤にかける水準です。

年1,500円のために30分かける価値があるかどうか。

そこはご自身の感覚で判断していただければと思います。

私は「一度やれば毎年効く」と考えて切り替えました。でも人によって答えは違っていいと思います。

\ まずは自分の使用量で確認 /

オクトパスエナジーへの切り替え手順

「手続きが面倒そう」と思われるかもしれません。

実際にはWebで完結し、10分ほどで終わります。

全体の流れは3ステップだけです。

ステップ内容所要
1検針票を用意してWebから申込約10分
2スマートメーターの設置(未設置の場合)立ち会い不要
3最初の検針日から供給開始1〜2ヶ月後

申し込みから供給開始までの流れ

申込前に用意するものは1つだけです。

  • 検針票、または「電気ご使用量のお知らせ」

そこに記載されている次の2つを入力します。

必要な情報記載場所
お客さま番号検針票の上部
供給地点特定番号検針票に記載の22桁の番号

申込後の流れをまとめます。

  • Webで申込が完了すると、オクトパス側が切り替え手続きを進める
  • 切り替え完了後、最初の検針日から供給が切り替わる
  • 手続き全体には通常1〜2ヶ月程度かかる
  • 手続き中に電気が止まることはない

検針票が見当たらない方は、北陸電力の会員サイトからも番号を確認できます。

申込のタイミングで注意したい点があります。

  • 検針日の直前に申し込んでも、その月からは切り替わらない
  • 夏や冬の電気代が高い時期に間に合わせたいなら、2ヶ月前には申込を
  • 急いでも早まらないので、思い立ったときに済ませるのが確実

スマートメーターは無料で交換される

スマートメーターが未設置でも、費用はかかりません。

交換工事の概要です。

項目内容
費用無料
立ち会い原則不要
停電発生しても数分程度
実施主体北陸電力送配電

押さえておきたい点は次のとおりです。

  • 工事を行うのは契約先ではなく北陸電力送配電
  • そのため、どの小売事業者と契約しても扱いは同じ
  • すでに設置済みなら工事そのものが不要
  • 分電盤の位置によっては立ち会いを求められる場合がある

近年は設置がかなり進んでいるため、多くのご家庭では工事なしで切り替わります。

北陸電力への解約連絡は不要

ここが一番よくある誤解です。

自分で北陸電力に連絡する必要はありません。

手続き誰がやるか
オクトパスエナジーへの申込あなた
北陸電力の解約手続きオクトパスエナジー
切り替え日の調整オクトパスエナジー

理由を整理します。

  • 電力の切り替えは、新しい小売事業者が一括で処理する制度になっている
  • そのため二重契約や無契約期間は発生しない
  • 解約金も原則かからない(使っておとくライトを除く)

むしろ、自分から北陸電力に解約を申し出るとトラブルの原因になります。

先に解約してしまうと、次のような事態が起こり得ます。

  • 切り替え手続きと解約処理が競合する
  • 一時的に契約先が不明な状態になる
  • 申込がエラーになり、やり直しが必要になる

申し込んだら、あとは待つだけです。北陸電力には何も連絡しないでください。

引っ越しを伴う場合だけは扱いが異なります。

その場合は転居先の住所で新規申込となるため、事前に確認しておくと安心です。

\ 検針票を用意して10分で申込 /

まとめ|オクトパスエナジーと北陸電力の比較は燃料費調整額で決まる

最後に、この記事の結論を整理します。

この記事のポイント
  • グリーンオクトパスは従量電灯ネクストより年2,000〜5,200円安い
  • 単価の優位11円は値引き差10.29円でほぼ相殺され、実質0.9円/kWh。その差は2025年通年で0.17円しか動いていない
  • ほくリンクポイントで差は2〜3割縮むが、逆転はしない
  • 政府の補助金は両社に同額適用されるため、比較結果は変わらない
  • 北陸電力に残るなら、月300kWh以上はネクスト、200kWh台以下の短期は従量電灯B

判断の目安をもう一度まとめます。

状況おすすめ
月300kWh以上・セット割なしオクトパスエナジー
転居予定ありオクトパスエナジー
セット割を利用中北陸電力
上限保護を重視北陸電力(従量電灯B)

北陸エリアは、他エリアほど劇的に安くなるわけではありません。

その代わり、この差は燃料価格が動いても揺らぎません。

まずはご自身の使用量で確かめてみてください。

検針票の数字を入力するだけで、1分ほどで結果が出ます。

\ 検針票を用意して確認 /

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