「オクトパスエナジーのシンプルオクトパスってプランはどうなの??安くなる??」
「シンプルオクトパスは良さそうだけど、落とし穴があるのかな??」
「今の自分はシンプルオクトパスに申し込んで本当に安く電気が使えるだろうか??」
と色々と疑問が浮かんでいるのではないでしょうか。
安易に申し込んで、失敗はしたくないですよね。
そこで、新電力の営業に携わっていた私がシンプルオクトパスを説明します。
上手に電力会社のプランを選べば安く電気は利用できますが、失敗すれば高い電気代を払い続けなければいけないのが新電力。
シンプルオクトパスは、現状おススメできる良いプランです。
自分に合ったプランなのかを確認し、対象になる方は「シンプルオクトパス」に申し込んでみてください。
この記事では以下の点を取り上げます。
- シンプルオクトパスはどんなプランなの??
- シンプルオクトパスのメリット・デメリット
- どんな人におススメ??
- どこから申し込めばさらに安くつくか??
シンプルオクトパスとは??
オクトパスエナジーが提供する電気のプランになります。
シンプルオクトパスとは、
使用料金×再エネ賦課金
で構成されるもっとも計算がシンプルな明朗会計のプランのことです。
シンプルオクトパスなら、三段階料金制のプランのように使用量によって料金単価が変わったり、燃料の高騰による影響をうけることもありません。
では、このシンプルプランの特徴について詳しく取り上げましょう。
提供エリアについて
2024年9月の時点では、北海道・東北・東京・中部エリア以外は対象外のエリアとなっていました。
2024年10月、シンプルオクトパスは、沖縄電力エリアを除くエリアでサービスが提供されています。
- 北海道エリア 北海道
- 東北エリア 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県
- 東京エリア 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県(富士川以東)
- 中部エリア 愛知県、岐阜県(一部を除く)、三重県(一部を除く)、静岡県(富士川以西)、長野県
- 北陸エリア
- 関西エリア
- 中国エリア
- 四国エリア
- 九州エリア
オール電化は対象ですか??
シンプルオクトパスは、オール電化は対象外となります。
オール電化向けのプランは、「オール電化オクトパス」となり、こちらもエリアによっては十分にメリットがあります。
料金について 単価は?
シンプルオクトパスは、その名のとおりシンプルな料金プランです。
どれくらい分かりやすいか、三段階料金制のプランと料金の構成について比較してみましょう。
三段階料金制のプランは、料金単価が三段階に分かれています。
大抵は、120KWまでが安く、120~280 or 300KWまで通常単価、それ以上が高い単価となっていて、電気の単価は使えば使うほど高くなる仕組みとなっています。
シンプルオクトパスは料金が一律で、基本料金、燃料調整費が0円のため、完全に明朗会計なのを知ることができます。
【料金】各地域電力と単価の比較
シンプルオクトパスの単価について、まずは取り上げておきたいと思います。
北海道 | 東北 | 東京 | 中部 | 北陸 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 | |
シンプルオクトパス (kWh単価) | 37.2円 | 32.1円 | 31.6円 | 30.2円 | 28.7円 | 26.9円 | 29.2円 | 28.8円 | 27.1円 |
上記の電力量単価以外には、再エネ賦課金を除いて加算はありません。
料金比較 地域電力 VS シンプルオクトパス
料金比較を、以下の条件で考えてみましょう。
2024年7月の燃料調整費を考慮した理由は、政府の補助金が関係しています。
電気代が高騰してから、政府が電気代の補助金がある月が多くありました。地域電力の場合は、燃料調整費のところで合算されます。一方、オクトパスエナジーの場合は1KWにつき電気料金から減算されて請求されるため単純に表にしてしまうと地域電力が有利な計算になってしまうからです。
2024年7月は政府の補助金が無い月なので、比較が分かりやすくなります。
北海道電力エリア
ほくでん30A100KW 従量電灯B | シンプルオクトパス100KW | ほくでん40A300KW 従量電灯B | シンプルオクトパス300KW | ほくでん50A500KW 従量電灯B | シンプルオクトパス500KW | |
基本料金 | 1,207円80銭 | 0円 | 1,610円40銭 | 0円 | 2,013円00銭 | 0円 |
電力量料金 | 3535円 | 3720円 | 4242円+6662.4円+907.2円=11811.6円 | 11160円 | 4242円+6662.4円+9979.2円=20883.6円 | 18600円 |
燃料調整額 | -569円 | 0円 | -1707円 | 0円 | -2845円 | 0円 |
合計 | 4173円 | 3720円 | 11715円 | 11160円 | 20052円 | 18600円 |
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東北電力エリア
東北電力30A100KW 従量電灯B | シンプルオクトパス100KW | 従量電灯B | 東北電力40A300KWシンプルオクトパス300KW | 東北電力50A500KW 従量電灯B | シンプルオクトパス500KW | |
基本料金 | 1,108円80銭 | 0円 | 1,478円40銭 | 0円 | 1,848円00銭 | 0円 |
電力量料金 | 2962円 | 3210円 | 3554.4円+6546.6円=10101円 | 9630円 | 3554.4円+6546.6円+8064円=18165円 | 16050円 |
燃料調整額 | -695円 | 0円 | -2085円 | 0円 | -3475円 | 0円 |
合計 | 3376円 | 3210円 | 9495円 | 9630円 | 16538円 | 16050円 |
東北電力エリアでは、40A300KWの場合に僅差で東北電力の方が安くなります。
ただ、電気をあまり使わない方と沢山使う方には料金面でメリットあり。
2024年7月は、燃料調整費がマイナス計算になっています。
シンプルオクトパスのメリットが際立つのは、燃料調整費が高いときです。
リスクオフしながらも、多くの場合は電気代も安くなりますのでシンプルオクトパスはおススメです。
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東北電力エリアでのさらに詳しい徹底比較はこちらをご覧ください。
東京電力エリア
東京電力30A100KW 従量電灯B | シンプルオクトパス100KW | 東京電力40A300KW 従量電灯B | シンプルオクトパス300KW | 東京電力50A500KW 従量電灯B | シンプルオクトパス500KW | |
基本料金 | 935円25銭 | 0円 | 1,247円00銭 | 0円 | 1,558円75銭 | 0円 |
電力量料金 | 2980円 | 3160円 | 3576円+6552円=10128円 | 9480円 | 3576円+6552円+8098円=18226円 | 15800円 |
燃料調整額 | -609円 | 0円 | -1827円 | 0円 | -3045円 | 0円 |
合計 | 3307円 | 3160円 | 9548円 | 9480円 | 16740円 | 15800円 |
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東京電力エリアで、さらに詳細に比較を知りたい方は下記の記事をご覧ください。
中部電力エリア
中部電力30A100KW 従量電灯B | シンプルオクトパス100KW | 中部電力40A300KW 従量電灯B | シンプルオクトパス300KW | 中部電力50A500KW 従量電灯B | シンプルオクトパス500KW | |
基本料金 | 963円42銭 | 0円 | 1284円56銭 | 0円 | 1605円70銭 | 0円 |
電力量料金 | 2120円 | 3020円 | 2544円+4620.6円=7164.6円 | 9060円 | 2544円+4620.6円+5724円=12888.6円 | 15100円 |
燃料調整額 | 284円 | 0円 | 852円 | 0円 | 1420円 | 0円 |
合計 | 3368円 | 3020円 | 9302円 | 9060円 | 15915円 | 15100円 |
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料金比較した感想
シンプルオクトパスに料金面でメリットありと感じました。
今後、燃料調整費がさらに安くマイナス計算が行われるなら、シンプルオクトパスのメリットはたしかに薄くなる可能性はあります。しかし、2024年7月の前後の月で考えてもこれ以上に燃料費調整額がマイナス計算が大きくなっていくとは考えにくいと筆者は思っています。
今回の計算では、東北電力の40Aで300KW使用した場合、シンプルオクトパスの方が少しだけ高くなりました。
しかし、今後燃料費調整額が値上がりの方向に動くとシンプルオクトパスのメリットが大きくなっていきます。
電気の使用量が300KWぐらい利用されるという場合にも、リスクオフして電気を利用したいと考えられるならシンプルオクトパスでいきましょう。
シンプルオクトパスのメリット・デメリット
オクトパスエナジーのシンプルオクトパスに焦点を合わせてきました。
申し込む前には、メリット・デメリットも把握しておきたいところではないでしょうか??
デメリットと気になるところ
- 1年後にグリーンオクトパスに自動移行される
- 燃料調整費が安い場合には、メリットがでにくい
1年限定のプラン
シンプルオクトパスは、利用開始から1年間の期間限定プランです。
1年後には、グリーンオクトパスのプランに自動移行され、シンプルオクトパスを使い続けることはできません。
ただ、グリーンオクトパスも現状かなりメリットのあるプランになるので、料金面で大きなデメリットが出る事は考えにくでしょう。
燃料調整費が安い期間はメリット小
シンプルオクトパスは、燃料調整費が無いため電気代の高騰を避けることができます。
一方で、燃料調整費はマイナス計算され還元されることも……
しかし、料金で考えてみましょう。
燃料費調整額が大きくマイナス計算の2024年7月で計算してもシンプルオクトパスに料金面のメリットがでています。
現状は考えづらいですが、さらにもっと燃料費が安く済むならシンプルオクトパスよりも従量電灯の方が安いという時も来るかもしれません。
メリット
- 燃料調整費がない
- 料金の予測が立てやすい
- 縛り無し
燃料調整費ナシ‼
燃料調整費無しは、シンプルオクトパスのもっとも大きな特徴でもあります。
シンプルオクトパスは、燃料費の価格高騰に伴う電気料金の値上がりに対抗できるシンプルで安く利用できるプランと言えるでしょう。
料金予測が立てやすい
電気料金の単価が一律のため、非常に分かりやすいのが特徴です。
利用電力量で単純計算が可能なため、電気料金がいくらになるのか心配することなく電気をつかえます。
縛りナシ‼
解約金が無いのも、オクトパスエナジーの良いところ。
さらに良いプランを見つけたり、何かの理由で電力会社を変えたいと思ったらいつでも乗り換えることができます。
ただ、現状はオクトパスエナジーよりもさらに良いプランを見つけるのには一苦労かかると思います。
シンプルオクトパスはどんな人におススメ??
シンプルオクトパスを分析・比較してきました。
こちらのプラン、予定契約数に達すれば申し込み停止されるとのこと。また、解約金もかからないので電力需給の厳しい夏冬を迎える前に申し込んでおくのはいかがでしょうか??
正直なところ、今の新電力事情の中で本当におススメできる数少ないプランの一つです。
次のような人には特におススメ。
- 電気代の高騰のリスクを負いたくない人
- 今、少しでも安く電気を使いたい人
公式ホームページでは、料金シュミレーションもできます。
対象エリアの人、シンプルオクトパスを使おう‼
どこから申し込めば安くなる??
新電力は、申し込みページによってさらにポイントや割引がある可能性があります。
有名なところは、エネチェンジでしょう。
そして、エネチェンジはオクトパスエナジーを取り扱っています。
しかし、シンプルオクトパスは割引の対象外の様です。
私も色々と見てみましたが、シンプルオクトパスが対象のキャンペーンは残念ながらありませんでした。
現状は、公式ホームページから申し込むしかありません。またお得な情報がでたら追記したいと思います。
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