「北海道電力(ほくでん)のプランと比べてオクトパスエナジーは安い??」
「オクトパスエナジーが安いって聞くけど本当かな??」
電力会社を変更する時にはためらう人も少なくありません。
そこで、新電力の営業に携わってきた私が、北海道電力(ほくでん)とオクトパスエナジーを徹底比較。
どんな人にはどのプランが良いか、私ならどちらを選ぶのかお伝えしようと思います。
この記事では以下のことを考えます。
- オクトパスエナジーは北海道電力よりも料金面でメリットがあるか??
- 燃料費調整額を考慮した料金シュミレーション
- あなたが選ぶべきベストなプランはどれ??
【結論】オクトパスエナジーを選ぼう

オクトパスエナジーのシンプルオクトパスがおススメ
例)50A600kw電気を毎月利用した場合に北海道電力の従量電灯Aと比べると、
2370×12=28440円 オクトパスエナジーが安くなる計算
使用量は月によって異なるはずですが、年間で考えると大きく電気代を安くできる可能性があります。
また、オクトパスエナジーは顧客に寄り添う会社と感じているのでおススメしています。

今年の夏は、11時から13時の電力量単価が8円引きでした。
電気代を安くできる時には、ユーザーに積極的に還元しているイメージがあります。
【徹底比較】 北海道電力 vs オクトパスエナジー

北海道電力のプランは、従量電灯からエネとくプランという一定の使用量まで定額になるものまで様々です。
この記事では、比較表を使って考慮します。
どのプランがもっとも安くおトクなのかを考えてみましょう。
まずは比較対象のプランをご覧ください。
比較対象プラン一覧
北海道電力 | オクトパスエナジー |
---|---|
・従量電灯B ・エネとくポイントプラン ・エネとくSプラン ・エネとくMプラン ・エネとくLプラン ・エネとくスマートプラン | ・グリーンオクトパス ・オール電化オクトパス ・オール電化オクトパスーサンシャイン | ・シンプルオクトパス
様々な電力プランがありますが、料金プランは大きく分けて2つの種類に分けることができるでしょう。
・従量電灯プラン
・オール電化プラン
この記事では、上記の2種類にプランを分けて比較していきます。
まずは、従量電灯プランを見てみましょう。
従量電灯プランの単価比較とシュミレーション
従量電灯プランは、オール電化の設備がない方向けのプランです
北海道電力 | オクトパスエナジー |
---|---|
・従量電灯B ・エネとくポイントプラン ・エネとくSプラン ・エネとくMプラン ・エネとくLプラン | ・シンプルオクトパス ・グリーンオクトパス |
シンプルオクトパス | グリーンオクトパス | 従量電灯B | エネとくポイントプラン | エネとくSプラン | エネとくMプラン | エネとくLプラン | |
基本料金 | ー | 13.22円 / 日 (10Aにつき) | 402.6円 (10Aにつき) | 402.6円 (10Aにつき) ※契約Aにかかわらず110円引き | 402.6円 (10Aにつき) | 402.6円 (10Aにつき) | 402.6円 (10Aにつき) |
電力量料金 (~120KW) | ー | 25円 | 35.35円 | 35.35円 | ー | ー | ー |
電力量料金 (120~280KW) | ー | 30.7円 | 41.64円 | 41.64円 | ー | ー | ー |
電力量料金 (280KW~) | ー | 32.8円 | 45.36円 | 45.36円 | ー | ー | ー |
電力量料金 (定額①) | ー | ー | ー | ー | 5013.5円 (150kwまで) | 9195.5円 (250kwまで) | 15628円 (400kwまで) |
電力量料金 (定額超過分) | ー | ー | ー | ー | 45.1円 (150kw~) | 44.77円 (250kw~) | 44.1円 (400kw~) |
電力量料金 (一律制) | 35.7円 | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
燃料額調整費 | ー | 上限なし | 上限あり | 上限なし | 上限なし | 上限なし | 上限なし |
備考 | 一年後にグリーンオクトパスへ自動移行 | 200円につき1ポイント貯まる |
【使用量別】従量電灯プランで料金シュミレーション
最近は、電気単価だけを見れば安くなることが分かるとは言えなくなってきました。
燃料費調整額が料金に大きな影響を与えるからです。
そこで、シュミレーションでは燃料費調整額も考慮に入れて計算します。
再エネ賦課金は考慮しないこと(電力会社共通のため)
30A200KW、40A400KW、50A600KWで料金を計算し比較
燃料費調整額は、政府の補助がない2025年5月の単価で計算
エネとくポイントプランは、従量電灯Bと同じ単価のため従量電灯Bで計算
小数点切り捨て
シンプルオクトパス | グリーンオクトパス | 従量電灯B | エネとくSプラン | エネとくMプラン | |
基本料金 | ー | 1206.3 | 1207.8 | 1207.8 | 1207.8 |
電力量料金 (~120kw) | ー | 3000 | 4242 | ー | ー |
電力量料金 (120~280kw) | ー | 2456 | 3331.2 | ー | ー |
電力量料金 (280kw~) | ー | ー | ー | ー | ー |
電力量料金 (定額) | ー | ー | ー | 5013.5 | 9195.5 |
電力量料金 (定額超過分) | ー | ー | ー | 2255 | ー |
電力量料金 (一律単価) | 7140 | ー | ー | ー | ー |
燃料費調整額 | ー | 638 | -1214 | -1214 | -1214 |
合計 | 7140円 | 7300円 | 7567円 | 7262円 | 7981円 |
従量電灯プランであなたが選ぶべきはこのプラン
北海道電力エリアならシンプルオクトパス
オクトパスエナジーには、グリーンオクトパスとシンプルオクトパスがあります。
シンプルオクトパスは、燃料調整費がないプランですからリスクを限定したいならシンプルオクトパス。
グリーンオクトパスは、今後の燃料調整費が安くなるなら料金に還元されるため安くなる可能性があります。
2025年8月、シンプルオクトパスは料金改定し北海道電力エリアでもさらに安くなりました。
どちらのプランを選ぶか迷われたら、こちらの記事をご覧ください。

オクトパスエナジーと北海道電力(ほくでん)のプランを比較すると、使用量が大きくなればなるほど料金面でオクトパスエナジーにメリットが出てきます。
今回のシュミレーションでは、全てのパターンにおいてシンプルオクトパスが最安値となります。
特に、定額制のエネとくプランは正直おススメしません。
基準となる電力量まで利用しない場合にデメリットになる可能性があるからです。
電気の使用量は、季節によって差がでます。
とりわけ、北海道にお住まいなら冬に電気代が多くかかる方が多いでしょう。
一年のうちで一番使用量が大きい季節で、定額制プランを選ぶと他の季節に多く電気代を割高に払う可能性が高くなります。
逆に、電気の使用量が多くない季節を基準に定額制プランを選ぶこともできますが、その方法よりもオクトパスエナジーを選ぶ方が安くなります。
だから、
オクトパスエナジーを選びましょう
オール電化プランで比較
エコキュートなどの設備がある方はオール電化向けプランとなります。
オール電化のプランは以下の通りです。
北海道電力 | オクトパスエナジー |
---|---|
エネとくスマートプラン | オール電化オクトパス-サンシャイン | オール電化オクトパス
では、まずは単価比較を行ってみましょう。
オール電化オクトパス サンシャイン | オール電化オクトパス | エネとくスマートプラン | |
基本料金 (1kw毎) | 15.33 / 日 | 15.33 / 日 | 466.4 |
電力量料金 (8時~22時) | ー | 27.71 | 37.93 |
電力量料金 (22時~8時) | ー | 20.01 | 28.99 |
電力量料金 (休日・祝日) | ー | ー | 28.99 |
電力量料金 (9時~15時) | 17.85 | ー | ー |
電力量料金 (15時~9時) | 28.11 | ー | ー |
燃料費調整額 | 上限なし | 上限なし | 上限なし |
エネとくプランは、休日の単価が安く抑えられているためオール電化オクトパスとの単純な料金比較はできません。
しかし、エネとくプランとオール電化オクトパスはデイタイムとナイトタイムの時間帯設定が同じです。
それで、料金は燃料調整費の差額を考えるなら安い方のプランを選ぶことができます。
デイタイムの単価差は10.22円
ナイトタイムの単価差は8.98円
北海道電力とオクトパスエナジーの燃料調整費を比較
下の表は、北海道電力とオクトパスエナジーの燃料調整費を北海道電力エリアで比較したものになります。
政府の補助金は、加味していません。
【月別】2024年燃料調整費 | オクトパスエナジー | 北海道電力 | 差額 |
1月 | 4.29 | -5.26 | 9.55 |
2月 | 4.77 | -5.09 | 9.86 |
3月 | 4.79 | -5.06 | 9.85 |
4月 | 4.31 | -5.35 | 9.66 |
5月 | 3.92 | -5.52 | 9.44 |
6月 | 3.68 | -5.67 | 9.35 |
7月 | 3.8 | -5.69 | 9.49 |
8月 | 4 | -5.69 | 9.69 |
9月 | 4.29 | -5.6 | 9.89 |
10月 | 4.51 | -5.47 | 9.98 |
11月 | 4.33 | -5.56 | 9.99 |
12月 | 3.86 | -5.83 | 9.69 |
12ヶ月平均 | 4.21 | ‐5.48 | 9.69 |
燃料調整費を電力量単価に当てはめると分かること
では、燃料調整費の平均を電力量単価に落とし込んで見てみましょう。
オール電化オクトパス サンシャイン | オール電化オクトパス | エネとくスマートプラン | |
基本料金 | 15.33 / 日 | 15.33 / 日 | 466.4 |
電力量料金 (8時~22時) | ー | 31.92 | 32.45 |
電力量料金 (22時~8時) | ー | 24.22 | 23.51 |
電力量料金 (休日・祝日) | ー | ー | 23.51 |
電力量料金 (9時~15時) | 22.06 | ー | ー |
電力量料金 (15時~9時) | 32.32 | ー | ー |
上記の表は、2024年の一年間の燃料調整費を計算し、電力量単価に当てはめたものになります。
日中の単価は、オール電化オクトパス‐サンシャインが安い
夜間の単価は、エネとくスマートプランが最安値
祝日や休日の単価は、エネとくスマートプランが安い
オール電化プランで料金シュミレーションはできない
オクトパスエナジーとほくでんのオール電化プランは、単純に比較したシュミレーションを行うことができません。
理由は、以下のとおりです。
オール電化オクトパスとエネとくスマートプランはデイタイムとナイトタイムの時間帯が同じだが休日の単価が異なる
オール電化サンシャインは、デイタイムとナイトタイムの時間帯設定が異なる
オール電化プランはライフスタイルで選ぼう
日中ご自宅にいることが多く電気を利用するならオール電化オクトパスーサンシャイン
夜間の電気を多く使うことが多いなら、エネとくスマートプラン
理論上は、上記のような決定になります。
エネとくスマートプランとオール電化オクトパスは、現在は単価に大きな差がありません。
それで、どちらを利用しても料金としてはほとんど変わらないでしょう。
ですが、オクトパスエナジーは100%実質再生可能エネルギー。
地球にやさしいグリーンな電力なので、「ほとんど値段が変わらないなら変えてもいいよ」という方は、オクトパスエナジーのプランを利用してください。
まとめ
この記事では、北海道電力エリアにおける従量電灯プランとオール電化プランの比較を行いました。
結論
従量電灯プラン → オクトパスエナジーのシンプルオクトパスがおススメ
燃料調整費のリスクを取りたくない → シンプルオクトパス
燃料調整費が安くなったときのメリットを考える → グリーンオクトパス
オール電化プラン
日中に多くの電気を使う → オール電化オクトパス‐サンシャイン
夜間に多くの電気を使う → エネとくスマートプラン
祝日や休日に電気を使う → エネとくスマートプラン
地球にやさしい電気を使う → オクトパスエナジー
私ならオクトパスエナジーを利用します。
・顧客の方を向いている
・電気代も安くなる
・地球にもやさしい
オクトパスエナジーを利用する人のことを、タコ友と言うそうです。
あなたもタコ友になりませんか??
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