MENU

オクトパスエナジーと楽天でんきを比較!楽天ポイント込みで実質安いのはどっち?

電力会社を選ぶとき、楽天経済圏を使っている人ほど迷うポイントがありますよね。

「楽天でんきなら楽天ポイントが貯まるし、結局そっちがお得なんじゃない⁇」

結論から言います。

貯まる楽天ポイントを全額1円として差し引いても、9エリアすべてでオクトパスエナジーの方が安い

差額は一人暮らし(月150kWh)で年間1万円以上、ファミリー(月450kWh)なら年間3.6万円〜6.6万円。

この記事では楽天でんきに有利な条件で計算したうえで、あなたの使用量ならいくら違うのかまで出せるシミュレーターも用意しました。

楽天でんきを否定するつもりはないので、数字だけ淡々と見ていきましょう‼

目次

①【結論】オクトパスエナジーと楽天でんきの比較では楽天ポイントを含めてもオクトパスエナジーが安い

楽天でんきで貯まるポイントを全額1円として電気代から差し引いても、9エリアすべてでオクトパスエナジーの方が安い

しかも、楽天でんきに有利な条件で計算した結果です。

楽天でんきに有利な5つの計算条件
  • 期間限定ポイントも1ポイント=1円として満額で控除
  • 楽天ガスが契約できるエリアは還元率1.0%を適用
  • 楽天カード払いで決済分1.0%も加算
  • 再エネ賦課金までポイント付与の対象に含める
  • オクトパスエナジー側の割引・キャンペーンは一切カウントしない

ここまで楽天でんきに寄せても、順位が入れ替わったエリアは0件でした。

実質コストの年間差額は世帯人数を問わずオクトパスエナジーが有利

比較したのは、この3プランです。

プラン比較に使った金額
グリーンオクトパス基本料金+3段階の電力量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金
シンプルオクトパス一律単価の電力量料金+再エネ賦課金(基本料金0円・調整額なし)
楽天でんき プランS電気代 − 貯まる楽天ポイント(電気利用+楽天カード1.0%)

表の数字は、「ポイントを引いたあとの楽天でんきが、オクトパスの各プランより年間いくら高いか」を表しています。

楽天でんきが年間いくら高いか|全9エリア・契約30A(単位:円/年)

エリアプラン150kWh
一人暮らし
250kWh
二人
350kWh
三人
450kWh
ファミリー
600kWh
北海道グリーン10,71621,75631,65641,07655,188
シンプル7,04411,72416,40421,09628,116
東北グリーン15,68429,31640,63249,64463,168
シンプル13,17621,96030,73239,50452,668
東京グリーン21,92438,50853,05265,56884,336
シンプル18,99631,64444,29256,94075,912
中部グリーン20,13637,51253,01666,66087,120
シンプル18,15630,26442,36054,45672,588
北陸グリーン13,45225,50036,63646,87262,232
シンプル10,98018,28825,59632,90443,860
関西グリーン16,05624,49230,62434,45240,200
シンプル12,26420,42428,58436,74448,984
中国グリーン21,43232,56841,85649,32060,492
シンプル16,81228,02039,21650,43667,236
四国グリーン15,72023,44829,05232,58037,848
シンプル13,58422,64431,68040,74054,312
九州グリーン19,23634,90849,08061,76480,784
シンプル17,47229,10040,72852,36869,816

※すべてプラス。マイナス(楽天でんきの勝ち)は90通り中1つもありませんでした。

オクトパスエナジーのプランを選んでも楽天でんきより安い、というのが今回の答えです。

一人暮らし(月150kWh)でも年間1万円以上の差がつく

使用量が一番少ない一人暮らしの水準でも、差はしっかり出ます。

一人暮らし(月150kWh・30A)で差が最小・最大のエリア

エリアプラン楽天でんきが高い額(年間)月あたり
最小北海道シンプル7,044円約587円
最大東京グリーン21,924円約1,827円

グリーンオクトパスで比べれば、最も差が小さい北海道でも年間10,716円です。

ファミリー世帯(月450kWh)では年間3万円から6.6万円の差になる

使用量が増えると、差はさらに開きます。

オクトパスエナジー(安い方のプラン)に切り替えると年間いくら浮くか

世帯の目安月間使用量浮く金額(年間)最小のエリア最大のエリア
一人暮らし150kWh10,716円〜21,924円北海道東京
二人暮らし250kWh21,756円〜38,508円北海道東京
三人世帯350kWh29,052円〜53,052円四国東京
ファミリー450kWh34,452円〜66,660円関西中部

ファミリー世帯なら、差が最も小さい関西エリアでも年間34,452円。最大の中部エリアでは66,660円が浮きます。

月あたりに直すと約2,871円〜5,555円

貯まる楽天ポイントを引いたうえで、これだけ残ります。

su-zi

使用量が増えるとポイントも増えますが、電気代そのものの差はもっと速いペースで広がります。追いつけないんですよね……

オクトパスエナジー2プランの使い分けは3エリアだけ変わる

シンプルオクトパスが安くなるのは、限られた条件だけです。

条件安いプラン
関西・中国で450kWh以上シンプルオクトパス
四国で350kWh以上シンプルオクトパス
上記以外のすべてグリーンオクトパス

理由は段階制の0円枠にあります。

関西・中国は最初の15kWh、四国は最初の11kWhがグリーンでは0円です。使用量が少ない世帯ほどグリーンが有利になり、多い世帯では第3段階の単価(28.00〜29.80円)が上がって逆転します。

なお、シンプルオクトパスは12か月でグリーンオクトパスへ自動移行します。

シンプルオクトパスの数字は初年度のみとお考えください。

楽天でんきが逆転するのは北海道エリアと北陸エリアの一部だけ

su-zi

ポイントを考えたらどうなる……⁇

楽天でんきにはSPU(+0.5%)があります。

SPUの月間獲得上限である1,000ポイントを毎月フルに使い切った場合、逆転しうる範囲があります。

楽天でんきがオクトパスエナジーより安くなる条件|該当は2エリアのみ

エリア楽天でんきが安くなる使用量
北海道115〜161kWh47kWh分
北陸134〜137kWh4kWh分
残り7エリア逆転しない

条件がかなり厳しいことが分かります。

  • どちらも楽天市場で月18万円以上の買い物が前提
  • 北陸の4kWhはエアコン数時間分程度で、毎月その範囲に収め続けるのは非現実的
  • 北海道も162kWhを超えた時点でオクトパスが安い側に戻る

東京・中部・九州のように差が大きいエリアでは、SPU上限を使い切っても楽天でんきの方が月4,100円〜6,200円高いままです。

つまり「毎月20万円近く楽天市場で買い物をする北海道・北陸の一人暮らし」以外は、オクトパスエナジーを選んで問題ナシ

\ 気になる方は先に料金をチェック‼/

②楽天でんきのポイント還元は電気代の最大2%にとどまる

su-zi

「なぜポイントで逆転できないのか」を分解してみましょう

楽天でんきで貯まるポイントが電気代の最大1.9%だから

しかも1.9%が使えるのは3エリアだけ。残り6エリアは1.45%が上限です。

350kWhの世帯で、ポイントが年間差額の何%を埋められるか

エリア還元率年間ポイント年間差額埋まる割合
関西1.0%3,132pt30,624円10.2%
北海道0.5%2,916pt31,656円9.2%
四国0.5%2,460pt29,052円8.5%
東京1.0%3,720pt53,052円7.0%
中部1.0%3,636pt53,016円6.9%
北陸0.5%2,508pt36,636円6.8%
東北0.5%2,616pt40,632円6.4%
中国0.5%2,616pt41,856円6.2%
九州0.5%2,580pt49,080円5.3%
※グリーンオクトパス(30A)との比較。

一番良い関西エリアでも、埋まるのは1割です。

su-zi

「ポイント還元」と聞くと大きく感じますが、母数が電気代だと意外に伸びないんですよね……

楽天でんきで貯まるのは電気利用ポイントとカード決済ポイントの2種類

まず、何で何ポイント貯まるのかを整理します。

楽天でんきで貯まるポイントの内訳(電気代が月1万円・税込の場合)

種類対象金額還元率獲得ポイント
電気利用ポイント税抜9,091円1.0%(セット時)90pt
楽天カード決済ポイント税込10,000円1.0%100pt
合計実効1.90%190pt

楽天ガスが契約できないエリアなら、電気利用ポイントは半分の45ptです。

その場合の合計は145pt。実効1.45%まで下がります。

電気利用ポイントは税抜額が対象

見落とされがちなポイントです。

  • 電気利用ポイントの対象は税抜額
  • 支払う金額は税込なので、実質の還元率は表示より下がる
  • 月1万円(税込)なら税抜は9,091円 → 90pt

「1.0%還元」と書いてあっても、支払額に対しては0.9%。

わずかな差ですが、年間で見ると100ポイント前後の違いになります。

楽天カード払いは税込決済額の1.0%が対象

こちらは決済額そのものが対象です。

  • 楽天カードで支払えば税込額の1.0%
  • 月1万円なら100pt、年間1,200pt

この1.0%は、楽天でんきならではの優遇です。

他社の電気代を楽天カードで払っても、同じ1.0%はつきません。

楽天でんきだけが公共料金の還元率引き下げから外れている

「公共料金は楽天カードの還元率が下がるのでは⁇」と気にする方もいます。

結論、楽天でんきの電気代だけが引き下げの対象外です。

支払先楽天カードの還元率月1万円で貯まるpt
楽天でんき・楽天ガス1.0%(例外扱い)100pt
他社の電気代0.2%20pt
自治体の税金・国民年金など0.2%

電気代だけで見ると、差は年間960ポイントです。

「カード分は同じでしょ⁇」と思っていた方は要注意です。ここは楽天でんきが有利です。

この記事の計算では、オクトパスエナジー側の0.2%を一切カウントしていません。

つまりオクトパスエナジーに不利な条件で試算しています。

参考までに、仮に0.2%を算入すると年間差額はこう動きます。

エリア現行の年間差額0.2%算入後
東京53,052円53,328円
九州49,080円49,332円
関西30,624円30,876円
※350kWh・グリーンオクトパス30Aの場合。

年間250〜330円ほど差が広がるだけなので、結論に影響はありません

楽天ガスとのセット契約なら電気利用ポイントは2倍になる

電気利用ポイントの1.0%には条件があります。

楽天ガスとのセット契約が必要です。

  • 楽天でんき単体:0.5%
  • 楽天でんき+楽天ガス:1.0%

単体契約は0.5%でセット契約は1.0%

数字で見ると差は明確です。

電気代 月1万円(税込)で貯まるポイント

契約形態電気利用ptカードpt合計(月)合計(年)
楽天でんき単体45pt100pt145pt1,740pt
楽天でんき+楽天ガス90pt100pt190pt2,280pt

セット契約で年間2,280ポイント。

東京エリア350kWhの年間差額53,052円と比べると、5%にも届きません。

楽天ガスは東京・中部・関西エリアでしか契約できない

さらに厳しい制約があります。

楽天ガスの提供エリアと、適用される還元率

電力エリア楽天ガス電気利用ポイント
東京・中部・関西契約できる1.0%
北海道・東北・北陸契約できない0.5%
中国・四国・九州契約できない0.5%

9エリア中6エリアでは、そもそも1.0%を選べません。

楽天ガスの供給区域は東京ガス・東邦ガス・関電ガスの各エリアに限られるためです。

さらに注意点があります。

東京・中部・関西でも、都市ガスの供給区域外にお住まいなら0.5%です。

プロパンガス地域やオール電化住宅は、電力エリア内であってもセット契約ができません。

オクトパスエナジーは電気ガスをまとめられるが割引はない

公平のために、オクトパスエナジー側のデメリットも書きます。

  • オクトパスエナジーは電気とガスをまとめられる
  • ただしセット割引はない
  • ポイント還元制度そのものがない

「まとめると安くなる」を期待している方には、物足りない部分です。

裏を返せば、セット割やポイントに頼らず電気の単価だけで勝負しているプランとも言えます。

元新電力営業が見た基本料金0円プランの落とし穴

楽天でんきの分かりやすい特徴が「基本料金0円」です。

ただし、基本料金0円は割引ではありません。

電力会社の収支構造上、なくした基本料金はどこかで回収する必要があります。

その回収先が電力量料金(1kWhあたりの単価)です。

基本料金0円は割引ではなく電力量料金への付け替え

これを証明できる、きれいな比較材料があります。

シンプルオクトパスも楽天でんきと同じ「基本料金0円・一律単価」のプランです。

条件がそろっているので、単価だけを並べれば優劣がそのまま分かります。

基本料金0円プラン同士の単価比較(1kWhあたり・税込)

エリア楽天でんきS市場価格調整楽天でんき実効シンプルオクトパス
北海道43.00円+0.72円43.72円39.12円+4.60円
東北37.40円+1.52円38.92円30.98円+7.94円
東京36.85円+5.51円42.36円30.93円+11.43円
中部37.78円+3.55円41.33円30.38円+10.95円
北陸36.10円+1.03円37.13円30.44円+6.69円
関西33.98円+1.03円35.01円27.46円+7.55円
中国38.70円0.00円38.70円28.74円+9.96円
四国36.20円0.00円36.20円28.07円+8.13円
九州38.15円0.00円38.15円27.84円+10.31円
※楽天でんきは2026年6月分、オクトパスエナジーは2026年7月分の調整単価。同じ検針期間です。

同じ基本料金0円でも、1kWhあたり4.60円〜11.43円の差があります。

ポイントは3つです。

  • 基本料金0円のぶん、電力量料金の単価が高めに設定されている
  • 一律単価なので、使えば使うほど不利になる
  • 東京エリアなら、350kWh使うだけで月4,000円の差が生まれる
su-zi

営業していた頃も「基本料金0円」は反応が良いフレーズでした。ただ、総額で比べると別の話になります。単価まで見るクセをつけてください‼

③楽天でんきのSPUではオクトパスエナジーとの差額を埋められない

「電気利用ポイントとカードで最大1.9%なのは分かった。でもSPUがあるでしょ⁇」

ここが楽天経済圏ユーザーにとって一番の争点だと思います。

結論から言うと、SPUを月間上限まで使い切っても9エリア中7エリアで逆転しません。

理由は3つあります。

SPUで差を埋められない3つの理由
  • SPUの倍率は+0.5%と控えめ
  • 月間の獲得上限が1,000ポイントで頭打ち
  • そもそも一人暮らしは条件を満たせない月がある

順番に見ていきます。

SPU(+0.5%)は前月の電気料金5,500円以上が達成条件

まずSPUの中身を確認します。

楽天でんきのSPU条件

項目内容
倍率+0.5倍(楽天市場の買い物が対象)
条件①前月の電気料金が5,500円以上(税込)
条件②楽天カードでの決済完了
適用時期条件達成の翌月
月間獲得上限1,000ポイント

ここで大事なのは「電気代に0.5%つく」のではないという点です。

SPUは楽天市場での買い物額に対して+0.5%されます。

つまり楽天市場で買い物をしない月は、電気代をいくら払っても1ポイントも増えません。

カード決済の完了も条件に含まれる

条件は金額だけではありません。

  • 楽天カードでの決済が完了していることが必須
  • 口座振替やコンビニ払いを選ぶとSPU対象外
  • 支払期日までに支払われなかった場合も対象外

支払い方法の自由度と引き換えの特典、という位置づけです。

条件を満たした翌月から適用される

タイムラグにも注意が必要です。

  • 5,500円以上を支払った翌月にSPUが適用される
  • 冬に電気を使っても、恩恵を受けるのは翌月の買い物
  • 逆に、使用量が落ちた月の翌月は倍率が下がる

「電気を使った月」と「得をする月」がズレる仕組みです。

毎月コンスタントに楽天市場で買う人でないと、狙って合わせるのは難しいですね……

一人暮らしは使用量が少ない月にSPU対象外となる

ここが競合記事にほとんど書かれていない論点です。

電気料金5,500円という条件は、一人暮らしには常時クリアできる水準ではありません。

エリアごとに、5,500円に届くのに必要な使用量を計算しました。

5,500円に到達するのに必要な使用量はエリア別に115kWhから141kWh

例:楽天でんきでSPU条件(5,500円)に到達する使用量|全9エリア

エリア必要な月間使用量
北海道115kWh
東京119kWh
中部121kWh
東北128kWh
中国129kWh
九州130kWh
北陸134kWh
四国137kWh
関西141kWh
※市場価格調整額と再エネ賦課金を含む請求額ベース。これ未満の月はSPU対象外になります。

一人暮らしの目安は月150kWh前後。ギリギリのラインです。

関西エリアなら141kWh、四国エリアなら137kWhを下回った時点で条件から外れます。

春と秋は使用量が落ちてSPUが無効化される可能性あり

一人暮らしの電気使用量は、季節で大きく振れます。

一人暮らしの季節別使用量イメージ

季節月間使用量の目安SPU条件
夏(冷房)180〜220kWh達成しやすい
冬(暖房)200〜250kWh達成しやすい
春(4〜5月)100〜130kWh未達の可能性大
秋(10〜11月)100〜130kWh未達の可能性大

冷暖房を使わない春と秋は、使用量が一気に落ちます。

つまり一人暮らしの場合、年間で数か月はSPUが効かない計算になります。

年間12か月フルでSPUが乗る前提の試算は、実態から離れているわけです。

「え、じゃあ一番電気代が安い月にポイントも減るってこと⁇」

そのとおりです。ダブルで効いてきます。

SPUの月間獲得上限は1,000ポイントで到達には月20万円の買い物が必要

SPUにはもうひとつ天井があり、月間の獲得上限が1,000ポイントです。

+0.5%で1,000ポイントを獲得するには、逆算するとこうなります。

1,000円 ÷ 0.005 = 200,000円

つまり楽天市場で月20万円(年間240万円)の買い物が必要

ほとんどの読者は上限に届かず実際の還元はさらに少なくなる

現実的な買い物額でシミュレーションしてみましょう。

楽天市場の利用額別・SPUで貯まるポイント(+0.5%)

楽天市場の月間利用額SPU獲得pt(月)SPU獲得pt(年)
1万円50pt600pt
2万円100pt1,200pt
3万円150pt1,800pt
5万円250pt3,000pt
10万円500pt6,000pt
20万円以上1,000pt(上限)12,000pt

月3万円の買い物なら、SPUで増えるのは年間1,800ポイントです。

東京エリア350kWhの年間差額53,052円に対して、3.4%にしかなりません。

この記事のシミュレーターにSPUを含めていないのは、人によって差が大きすぎるからです。

ただし、上限まで使い切った場合でも結論は変わりません。

SPU上限を使い切っても7エリアでは逆転できない

楽天市場で毎月20万円買い物をして、SPU上限1,000ポイントを毎月フルで獲得した場合を計算しました。

楽天でんきにとって、これ以上ない好条件です。

上限1,000ポイント適用後もエリア別に月121円から6,260円の差が残る

SPU上限1,000pt適用後も楽天でんきが月いくら高いか|全9エリア・契約30A(単位:円/月)

エリアプラン150kWh250kWh350kWh450kWh600kWh
北海道グリーン−1078131,6382,4233,599
シンプル−413−233677581,343
東北グリーン3071,4432,3863,1374,264
シンプル988301,5612,2923,389
東京グリーン8272,2093,4214,4646,028
シンプル5831,6372,6913,7455,326
中部グリーン6782,1263,4184,5556,260
シンプル5131,5222,5303,5385,049
北陸グリーン1211,1252,0532,9064,186
シンプル−855241,1331,7422,655
関西グリーン3381,0411,5521,8712,350
シンプル227021,3822,0623,082
中国グリーン7861,7142,4883,1104,041
シンプル4011,3352,2683,2034,603
四国グリーン3109541,4211,7152,154
シンプル1328871,6402,3953,526
九州グリーン6031,9093,0904,1475,732
シンプル4561,4252,3943,3644,818
※プラスは楽天でんきが高い分。マイナス(太字)だけが楽天でんきの勝ちです。

90通り中、楽天でんきが勝ったのは4つのプランだけ

安い方のプランを選べば逆転は北海道の150kWhだけになる

上の表のマイナスを、もう少し丁寧に見てください。

北陸150kWhと北海道250kWhは、シンプルオクトパスにだけ勝っています。

ところがこの2つの条件では、そもそもグリーンオクトパスの方が安いプランです。

条件グリーンシンプル読者が選ぶべきプラン
北陸150kWh+121円−85円グリーン(楽天でんきの負け)
北海道250kWh+813円−23円グリーン(楽天でんきの負け)

つまり読者が安い方のプランを選ぶ限り、この2つは逆転になりません。

残るのは北海道の150kWhだけです。

東京・中部・九州は差が大きく埋まる余地がない

表を見ると、エリアによって様相が違います。

エリア別・SPU上限を使い切った後の残差(450kWh・安い方のプラン)

グループエリア残る差額(月)
差が大きい中部・東京・九州4,147円〜4,555円
中程度中国・東北・北陸2,906円〜3,203円
差が小さい北海道・関西・四国1,715円〜2,423円

中部エリアの600kWhでは、SPU上限を使い切っても月5,049円の差が残ります。

年間にすると60,588円。

月20万円の買い物を12か月続けても届かない金額です。

su-zi

「ポイントで取り返す」という発想は一度捨てた方がいいと思います‼

逆転する可能性があるのは北海道エリアと北陸エリアの一部だけ

とはいえ、逆転するケースはゼロではありません。

該当するのは北海道エリアと北陸エリアの一部だけです。

北海道は115kWhから161kWhの範囲で逆転しうる

北海道エリアで楽天でんきが安くなる条件

項目内容
使用量の範囲115〜161kWh
前提①SPU上限1,000ptを毎月使い切る(月20万円の買い物)
前提②契約30A

北海道は基本料金がアンペア比例で高く、電力量料金の第1段階も25.60円と高めです。そのぶん基本料金0円の楽天でんきに有利な構造になります。

ただし115kWh未満に落ちるとSPU条件そのものを満たせません。

162kWh以上でも逆転しなくなります。

北陸は134kWhから137kWhというわずか4kWhの幅のみ

北陸エリアはさらに条件が狭くなります。

北陸エリアで楽天でんきが安くなる条件

項目内容
使用量の範囲134〜137kWh
前提①SPU上限1,000ptを毎月使い切る
前提②契約30A

幅はわずか4kWhです。

4kWhはエアコン数時間分程度。

毎月この範囲に収め続けるのは、現実的にほぼ不可能。

いずれも月20万円の買い物が前提になる

2エリアに共通する前提を確認します。

  • 楽天市場で月20万円(年間240万円)の買い物を毎月継続
  • 電気の使用量を狭いレンジ内に維持
  • 楽天カードで毎月決済を完了
  • 契約アンペアが30Aであること

さらに決定的な条件があります。

北海道・北陸はどちらも楽天ガスの提供エリア外です。

そのため電気利用ポイントは0.5%が上限。この計算もその前提で行っています。

アンペアを40Aに上げると北陸の逆転レンジは消え、北海道も範囲が狭まります。

つまり実態として、逆転するケースはほぼ存在しないと考えて差し支えありません。

\ 自分のエリアの差額を確認する‼/

④あなたの使用量でオクトパスエナジーと楽天でんきの実質コストを計算する

ここまでエリア別・使用量別の数字を見てきました。

ただ、本当に知りたいのは「自分の場合はいくらか」ですよね。

そこで、あなたの条件をそのまま入れられるシミュレーターを用意しました。

エリアと契約アンペア、1か月の使用量を選ぶだけで、3プランの月額と年額が並びます。

世帯人数別の使用量の目安は150kWhから450kWh

自分の使用量が分からない方向けの目安

世帯月間使用量の目安電気代の目安(楽天でんき)
一人暮らし150kWh前後6,000〜7,000円
二人暮らし250kWh前後10,000〜11,500円
三人世帯350kWh前後13,500〜16,000円
ファミリー450kWh前後17,500〜20,500円
※エリアによって幅があります。北海道が最も高く、関西が最も安い傾向です。

契約アンペアの目安

世帯一般的な契約アンペア
一人暮らし20〜30A
二人暮らし30〜40A
三人世帯40A
ファミリー40〜50A

ちなみにこの記事の表はすべて30Aで計算しています。

アンペア数が上がると、グリーンオクトパスの基本料金だけが増えます。楽天でんきとシンプルオクトパスは基本料金0円のため、アンペアの影響を受けません。

なお、関西・中国・四国の3エリアはアンペアの区分がありません。

契約容量制(6kVA未満)のため基本料金が日額固定になり、シミュレーターでもアンペア選択欄が出ない仕様です。

検針票がなくても世帯人数から入力できる

手元に検針票がなくても大丈夫です。

上の目安表から世帯人数に近い数字を選んで入力してください。

  • 一人暮らしなら150kWh
  • 二人暮らしなら250kWh
  • 三人世帯なら350kWh
  • ファミリーなら450kWh

スライダーを動かせば、使用量が変わったときの金額の動きも確認できます。

夏や冬に使用量が伸びる方は、多めの数字でも試してみてください。

全国9エリア(オクトパス vs 楽天でんき)

新電力ナビ 比較シミュレーター

電気料金 = 基本料金 + 電力量料金 ± 調整額 + 再エネ賦課金

シンプルオクトパスは調整額がかからないが1年で自動移行する

シミュレーターには、オクトパスエナジーのプランが2つ並びます。

違いは基本料金と燃料費調整額の有無です。

項目グリーンオクトパスシンプルオクトパス
基本料金あり(アンペア比例)0円
電力量料金3段階制一律単価
燃料費調整額ありなし
適用期間継続1年間

シンプルオクトパスには燃料費調整額がありません。

燃料価格が上がっても電力量料金は動かないため、請求額が読みやすいプランです。

ただし、安くなるとは限りません。

シンプルオクトパスが安くなるのは、この3エリアの使用量が多い世帯だけでした。

条件月額の差
関西・450kWh以上シンプルが月191円〜732円安い
中国・450kWh以上シンプルが月93円〜562円安い
四国・350kWh以上シンプルが月219円〜1,372円安い
※30A・2026年7月分の調整単価で算出。

残る6エリアと、上記3エリアの使用量が少ない世帯は、グリーンオクトパスの方が安くなります。

理由は0円枠にあります。関西・中国は最初の15kWh、四国は最初の11kWhがグリーンでは0円です。

「基本料金0円だから安い」とは限らない、という②章の話がここでも当てはまりますね。

12か月経過後はグリーンオクトパスへ自動的に切り替わる

シンプルオクトパスを選ぶ前に、必ず押さえてほしい点です。

適用期間は1年間で、12か月経過すると自動的にグリーンオクトパスへ移行します。

手続きは不要ですが、2年目から料金体系が変わります。

シンプルオクトパスが安いケースで、2年目にいくら上がるか

エリア・使用量2年目の増加額(年間)
関西・450kWh+2,292円
関西・600kWh+8,784円
中国・450kWh+1,116円
中国・600kWh+6,744円
四国・350kWh+2,628円
四国・450kWh+8,160円
四国・600kWh+16,464円

四国エリアで600kWh使う世帯なら、2年目に年間16,464円上がる計算です。

とはいえ、移行後のグリーンオクトパスでも楽天でんきより年間37,848円安い水準は保たれます。

シンプルオクトパスの数字は「初年度限定」と理解したうえで使ってください。

シミュレーターでも、2年目以降はグリーンオクトパスのカードを見ていただく前提になっています。

単価は公式の電気料金種別定義書の値をそのまま使っています。

楽天でんきのポイントは、そのエリアで実現できる最大の構成で見積もっています。楽天ガスが契約できる東京・中部・関西は電気利用ポイント1.0%、残る6エリアは単体契約の0.5%が上限です。

調整額は、オクトパスエナジーが2026年7月分の燃料費調整単価、楽天でんきが2026年6月分の市場価格調整単価です。会社によって月の呼び方が違うだけで、どちらも同じ検針期間を指しています。

SPUとキャンペーンは人によって変わるため含めていませんが、前述のとおり上限まで使っても差は埋まりません。

オクトパスエナジーを楽天カードで払った場合に付く0.2%のポイントも、算入していません。

⑤オクトパスエナジーと楽天でんきの差額は使用量が増えるほど広がる

第1章の表を見て、こう感じた方もいるはずです。

「使用量が増えるほど差が開いている気がする⁇」

そのとおりです。

差が広がるのは偶然ではなく、料金体系の構造から生じています。

9エリアすべてでオクトパスエナジーが安い

差の広がり方をエリア別に見ると、ペースがはっきり違います。

使用量が増えたとき、年間差額がどれだけ拡大するか|全9エリア・契約30A

エリア100kWhあたりの増加一人暮らし→ファミリーで
中部+15,508円3.3倍
東京+14,548円3.0倍
九州+14,176円3.2倍
東北+11,320円3.2倍
北陸+11,140円3.5倍
北海道+10,120円3.8倍
中国+9,668円2.4倍
四国+8,340円2.6倍
関西+6,896円2.3倍

※オクトパスエナジー2プランのうち安い方との比較。増加ペースの大きい順。金額そのものは①章の一覧表をご覧ください。

使用量が100kWh増えるごとに、差は年間6,896円〜15,508円ずつ開きます。

150kWhから450kWhへ増えると、差額は2.3倍から3.8倍に拡大する計算です。

理由は②章で見た単価差です。

  • 楽天でんきは一律単価なので、使用量に比例して単価差がそのまま積み上がる
  • 中部・東京・九州は単価差が10円/kWh以上あり、増え方が急
  • 関西は単価差が7.55円と小さく、増え方も緩やか

電気をたくさん使う世帯ほど、乗り換えの効果が大きくなるわけです。

逆に言えば、電気をほとんど使わない月だけは差が縮みます。ただし年間で均せば必ずオクトパスが残ります‼

初年度は楽天でんきのキャンペーンで差が縮まるが2年目以降は固定される

ここで、楽天でんき側に有利な要素を1つ挙げておきます。

楽天でんきは新規申込時にポイント進呈キャンペーンを実施することがあります。

この記事のシミュレーターにも、上の表にも含めていません。

理由は、キャンペーンが期間限定で内容も変わるためです。

楽天でんきの申込特典は初年度のみの一時金

キャンペーンを評価するときの考え方は1つです。

一時金は初年度にしか効きません。

  • 申込特典は1回きりの進呈
  • 2年目以降は表の差額がそのまま残る
  • 上の表の差額は毎年発生し続ける

たとえば東京エリアで350kWh使う世帯なら、年間差額は53,052円です。

初年度にどれだけポイントを受け取っても、2年目には元の差に戻ります。

3年使えば約16万円、5年なら約26万円の差になる計算です。

キャンペーンは「初年度の値引き」として考えると判断を誤りません。長く使う前提なら、素の料金差の方が効いてきます。

市場価格調整単価には7円から13円の不感帯がある

楽天でんきには、燃料費調整額の代わりに市場価格調整単価があります。

JEPX(卸電力取引所)の平均市場価格に連動する仕組みです。

ここを誤って説明している競合記事が多いので、正確に整理します。

7円未満なら差し引かれ13円超なら加算される

調整単価が動くルールは3段階です。

エリアの平均市場価格調整単価
7円未満差し引かれる(マイナス)
7円以上13円以下0円(不感帯)
13円超加算される(プラス)

「マイナスにはならず0円で固定」という説明は誤りです。

平均市場価格が7円を下回れば、その分は請求額から差し引かれます。

2026年6月分の実績を見ると、こうなっていました。

エリア調整単価状態
東京+5.51円13円超で加算
中部+3.55円13円超で加算
東北+1.52円13円超で加算
北陸+1.03円13円超で加算
関西+1.03円13円超で加算
北海道+0.72円13円超で加算
中国0.00円不感帯
四国0.00円不感帯
九州0.00円不感帯

9エリア中6エリアで加算されている状態です。

不感帯に収まっているのは中国・四国・九州の3エリアだけでした。

月によっては5.51円を超えることもある

東京エリアの+5.51円は、決して特異な数字ではありません。

この単価から逆算すると、東京エリアの平均市場価格は18.51円だったことになります。

不感帯の上限13円を5.51円上回った計算です。

  • 夏と冬は電力需要が伸びて市場価格が上がる
  • 猛暑や寒波の年は、さらに高い月が出る
  • 東京エリアは需要が大きく、価格が上振れしやすい

350kWh使う世帯なら、+5.51円は月1,929円の上乗せです。

年間で23,148円。この分も含めて、前掲の差額表を計算しています。

市場価格調整単価には上限があるが燃料費調整額にはない

ここが両社の性質を分ける部分です。

楽天でんきオクトパスエナジー
調整の名称市場価格調整単価燃料費調整額
連動する指標JEPXの平均市場価格燃料の貿易統計価格
上限ありなし

楽天でんきは、平均市場価格が30円を超えても30円として計算されます。

つまり調整単価の上限は「30円 − 13円 = 17円/kWh」です。

一方、オクトパスエナジーの燃料費調整額に上限はありません。

自由料金プランのため、規制料金にあるような上限が設定されていないためです。

では、上限まで高騰すると請求額はいくら変わるのでしょうか。

東京エリアを例に、市場価格調整額だけを取り出して比べます。

東京エリア|楽天でんきの市場価格調整額はいくらになるか(月額・税込)

1か月の使用量現在
調整単価+5.51円
上限まで高騰
調整単価+17.00円
増える金額
150kWh(一人暮らし)827円2,550円+1,723円
250kWh(二人暮らし)1,378円4,250円+2,872円
350kWh(三人世帯)1,929円5,950円+4,021円
450kWh(ファミリー)2,480円7,650円+5,170円
600kWh3,306円10,200円+6,894円
※調整単価 × 使用量で算出。電気代の総額ではなく、調整額のみの金額です。

一番右の列が、市場価格が上限まで高騰したときに上乗せされる金額です。

三人世帯なら月4,021円、年間にすると48,252円の追加負担になります。

上限があるとはいえ、そこに達すれば無視できない金額です。

高騰リスクそのものは、どちらのプランにもあると考えてください。

なお、シンプルオクトパスにはどちらの調整額もありません。

調整額の変動リスクを避けたい方には、初年度限定ながら選ぶ価値のあるプランです。

地域電力(従量電灯)との比較は、エリア別に別記事でまとめています。

⑥オール電化ならオクトパスエナジーと楽天でんきの比較結果は変わる

ここまでの内容は、すべて一般的な従量制プランの話です。

オール電化住宅にお住まいなら、前提が変わります。

両社のオール電化プランの違い

項目楽天でんきオクトパスエナジー
プランの型完全市場連動型時間帯別の固定単価
夜間の割安単価なしあり
単価が動く頻度30分ごと固定
月額の予測しにくいしやすい

楽天でんきのオール電化プランは2026年2月25日に提供が始まりました。電力量料金がJEPXのエリアプライスに30分ごとに連動するタイプで、固定の夜間単価がありません。

月間のエリアプライス平均が128円/kWhを超えた分は還元されますが、対象は120kWhまでです。オール電化住宅の使用量に対しては2割程度しかカバーできません。

この記事のシミュレーターはオール電化プランに対応していません。

エリアプライスが30分ごとに動くため、月額の固定値に換算できないためです。

オール電化の方がシミュレーターを使うと実態とかけ離れた数字が出ます。

⑦料金以外でオクトパスエナジーと楽天でんきに差が出るのは支払い方法と環境価値だけ

ここまで料金の話を続けてきました。

「料金以外の違いはどうなの⁇」

結論から言うと、差が出るのは2点だけです。

解約金・供給エリア・電気の品質には、実質的な違いがありませんでした。

差が出るのは支払い方法と環境価値の2点

口座振替に対応しているのはオクトパスエナジーだけ

支払い方法の選択肢は、オクトパスエナジーの方が広いです。

楽天でんきオクトパスエナジー
クレジットカード
口座振替
コンビニ払い

楽天でんきはクレジットカード払いが基本です。

カードを持っていない方や、光熱費は口座引き落としにまとめたい方には制約になります。

オクトパスエナジーは入金を残高にプールして毎月差し引く仕組みです。

口座振替やコンビニ払いで入金した金額が残高として積まれ、そこから毎月の電気代が引かれます。

ただし、③章の内容とあわせて考えてください。

楽天でんきでSPUを狙うなら、楽天カードでの決済完了が条件です。支払い方法を変えると、SPUの対象外になります。

「ポイントも欲しいけど口座振替がいい」は、楽天でんきでは両立しません。ここは割り切りが必要です。

楽天ポイントで電気代を払えるのは楽天でんきだけ

楽天でんきの明確な強みです。

貯まった楽天ポイントを電気代の支払いに充てられます。

  • 期間限定ポイントも使える
  • 現金の支出をそのぶん圧縮できる
  • 楽天市場をよく使う方ほど効果が大きい

オクトパスエナジーにはポイント払いの仕組みがありません。

ただし①章で見たとおり、年間差額はポイント還元額を大きく上回ります。

「ポイントで払えること」と「そもそも安いこと」のどちらを取るか、という選択です。

実質再生可能エネルギー100%を選べるのはオクトパスエナジーだけ

環境価値を重視する方には、はっきりした差があります。

オクトパスエナジーは全プランが実質再エネ100%です。

グリーンオクトパスだけでなく、シンプルオクトパスも対象になります。

  • 非化石証書を使って実質的に再エネ100%を実現
  • CO2排出量は実質ゼロとして扱われる
  • 追加料金はかからない

楽天でんきには、実質再エネ100%のプランがありません。

環境負荷を抑えたい方にとっては、料金とは別の判断材料になります。

解約金・供給エリア・電気の品質に差はない

残る項目には、実質的な違いがありませんでした。

乗り換えを迷う理由になりやすい3点を確認します。

解約金と違約金はどちらもかからない

どちらも解約金・違約金は0円です。

  • 契約期間の縛りがない
  • 途中でやめても費用は発生しない
  • 合わなければ別の会社に移れる

ただしオクトパスエナジーには1点だけ制約があります。

最初の1年間は契約容量(アンペア)を変更できません。

引っ越しや家電の買い替えでアンペアを上げ下げする予定がある方は、申し込み時に適切な容量を選んでおいてください。

解約はいつでもできるのに、アンペア変更だけ1年縛りがあります。ここは見落としやすいので注意です‼

どちらも沖縄電力エリアは対象外

供給エリアは両社とも同じです。

エリア楽天でんきオクトパスエナジー
北海道〜九州の9エリア
沖縄電力エリア
離島の一部

沖縄にお住まいの方は、どちらも申し込めません。

「楽天でんきだけが対象外」と書いている記事もありますが、正しくは両社とも対象外です。

どちらに切り替えても停電しやすくなることはない

新電力への切り替えでよくある心配です。

結論、停電のしやすさは変わりません。

理由は送配電の仕組みにあります。

  • 電線や電柱を管理するのは、地域の一般送配電事業者
  • 新電力に切り替えても、送配電網はそのまま
  • 停電時の復旧作業も従来どおり地域の送配電事業者が行う

変わるのは電気の売り手だけで、届く経路と品質は同じです。

万一新電力が事業を撤退した場合も、電気が止まることはありません。最終保障供給の仕組みで供給が継続されます。

\ 支払い方法の自由度で選ぶなら‼/

⑧オクトパスエナジーと楽天でんきのどちらを選ぶかは電気代とポイントのどちらを取るかで決まる

ここまでの内容を、判断の形に落とし込みます。

結論はシンプルです。

優先したいもの選ぶべき電力会社
電気代を下げたいオクトパスエナジー
楽天ポイントを最大化したい楽天でんき

ただし、失うポイントと浮く電気代の大きさは釣り合っていません。

その数字を具体的に見ていきます。

電気代を優先するならオクトパスエナジー楽天ポイントを優先するなら楽天でんき

楽天でんきをやめると、何を失うのかを整理します。

楽天でんきをやめると失うもの
  • 電気利用ポイント(0.5%または1.0%)
  • 楽天カード払いの優遇(1.0% → 0.2%へ低下)
  • SPUの+0.5倍
オクトパスエナジーに乗り換えて得るもの
  • 年間29,000円〜66,000円の電気代削減

この2つを差し引きすると、結論が出ます。

楽天でんきをやめても失うのは年間1,800ポイント程度(月3万円の場合)

まずSPUの損失額です。

SPUは楽天市場の買い物額に+0.5%されるため、買い物が多い人ほど損失も大きくなります。

楽天でんきをやめた場合のSPU年間損失

楽天市場の月間利用額年間損失ポイント
1万円600pt
2万円1,200pt
3万円1,800pt
5万円3,000pt
10万円6,000pt
20万円以上12,000pt(上限)

では、電気代の削減額と差し引きするとどうなるでしょうか。

東京エリアで350kWh使う三人世帯を例に計算します。

東京・350kWh|楽天でんきからオクトパスエナジーに乗り換えた年間収支

楽天市場の月間利用額電気代の削減SPU損失オクトパスの
カード0.2%
差引きメリット
1万円+53,052円−600pt+276pt+52,728円
2万円+53,052円−1,200pt+276pt+52,128円
3万円+53,052円−1,800pt+276pt+51,528円
5万円+53,052円−3,000pt+276pt+50,328円
10万円+53,052円−6,000pt+276pt+47,328円
20万円以上+53,052円−12,000pt+276pt+41,328円
※電気利用ポイントとカード1.0%分は、53,052円の中ですでに差し引き済みです。

💡【画像⑦】乗り換えの年間収支(電気代削減 −SPU損失 の差引きメリット・楽天市場利用額別)

月20万円を楽天市場で使う人でも、年間41,328円のプラスが残ります。

SPU損失が年間差額に占める割合は、月3万円の買い物なら3.0%、月20万円でも20.1%です。

他のエリアでも結論は同じでした。

エリア電気代の削減月3万円買い物時の差引きメリット
東京53,052円+51,528円
中部53,016円+51,480円
九州49,080円+47,532円
北海道31,656円+30,180円
関西30,624円+29,076円
※350kWh・30A・グリーンオクトパスとの比較。

「ポイントを失うのが怖い」という気持ちは分かります。でも金額に直すと、失うのは削減額の数%なんですよね。

電気はオクトパスエナジーで買い物は楽天に寄せる併用も選べる

楽天経済圏から抜ける必要はありません。

電力会社だけを切り替えて、買い物は楽天に寄せ続ける選択ができます。

併用した場合に残るもの・なくなるもの

項目併用後
楽天市場の通常ポイントそのまま
楽天カードの利用ポイントそのまま
楽天モバイルなど他のSPUそのまま
楽天でんきのSPU(+0.5倍)なくなる
電気利用ポイントなくなる

なくなるのはSPUの+0.5倍という一項目だけです。

楽天市場・楽天カード・楽天銀行・楽天モバイルなどの倍率は、電力会社を変えても影響を受けません。

貯まったポイントの使い道も残ります。

電気代への充当はできなくなりますが、楽天市場での買い物や楽天ペイでの支払いには従来どおり使えます。

「楽天経済圏か、安い電気か」の二者択一ではない、という点は押さえておいてください。

申し込みから切り替え完了までは通常1か月から2か月かかる

乗り換えを決めたあとの流れを確認します。

思ったより時間がかかる点だけ、先にお伝えします。

段階目安
申し込み10分程度
スマートメーター設置(必要な場合)数日〜2週間
切り替え完了通常1か月〜2か月

「今月から安くしたい」という使い方はできません。

夏や冬の電気代が高い時期に間に合わせたいなら、その1〜2か月前に申し込んでください。

検針票と本人確認書類があれば申し込める

準備するものは多くありません。

申し込みに必要なもの
  • 検針票または電気ご使用量のお知らせ
  • 本人確認書類
  • 支払い情報(クレジットカードまたは口座情報)

検針票からは、次の情報を使います。

検針票の項目使う理由
供給地点特定番号住所の特定に必要
お客様番号現在の契約の照合に使う
契約容量(アンペア)新しい契約の容量を決める

現在の電力会社への解約連絡は不要です。

新しい電力会社が手続きを代行するため、二重契約になる心配もありません。

切り替え日は指定できず検針日での切り替えになる

切り替えのタイミングは選べません。

  • 切り替えは検針日を境に行われる
  • 検針日は地域と住所によって決まっている
  • 「月初から」「特定の日から」という指定はできない

そのため、申し込みから完了までの期間にばらつきが出ます。

検針日の直後に申し込むと、次の検針日まで待つ形になります。

料金の切り替わり自体は自動で行われるため、こちらで何かする必要はありません。

賃貸で電力会社が指定されている場合は切り替えできない

申し込む前に確認してほしいケースがあります。

次のような住まいでは、個人で電力会社を選べません。

ケース理由
高圧一括受電のマンション建物全体で1契約のため
電力会社が指定された賃貸契約条件で定められているため
電気代が家賃に含まれる物件個別契約が存在しないため

判断方法はシンプルです。

自分名義の検針票が届いていなければ、切り替えできない可能性が高いと考えてください。

電気代を管理会社や大家に払っている場合も同様です。不明なときは管理会社に確認してください。

高圧一括受電は個人では動かせません。申し込んでから発覚すると手間なので、先に検針票を探してみてください‼

\ 検針票を用意して申し込む‼/

⑨オクトパスエナジーと楽天でんきの比較に関するよくある質問

最後に、読者から寄せられることの多い疑問をまとめます。

Q1.楽天でんきからオクトパスエナジーへの乗り換えに費用はかかる?

かかりません。

乗り換えに伴う費用は、どの段階でも発生しない仕組みになっています。

項目費用
楽天でんきの解約金0円
オクトパスエナジーの初期費用0円
スマートメーターの設置工事0円
切り替え手数料0円

スマートメーターが未設置の場合も、交換費用は無料です。

一般送配電事業者が設置するもので、費用は電気料金の中で賄われています。

解約の連絡も不要です。

オクトパスエナジーへ申し込むと、楽天でんきの解約手続きが自動的に進みます。

ただし1点だけ注意があります。

オクトパスエナジーは最初の1年間、契約容量(アンペア)を変更できません。

申し込み時に適切な容量を選んでおいてください。

Q2.オクトパスエナジーに楽天ポイント以外の特典はある?

ポイント還元制度はありませんが、他社にない特徴が3つあります。

特徴内容
実質再エネ100%全プランが対象。追加料金なし
支払い方法の自由度口座振替・コンビニ払いに対応
調整額なしのプランシンプルオクトパスは燃調も市場調整もなし

この記事の差額は、特典を一切含めない素の料金で計算しています。

キャンペーンや割引の有無にかかわらず、①章の差額が出るということです。

なお、申込特典の内容は申し込む経路や時期によって変わります。

最新の条件は公式サイトでご確認ください。

私がオクトパスを選んだ理由も、特典ではなく単価でした。キャンペーンは変わりますが、単価差は毎年効いてきます‼

Q3.楽天でんきの市場価格調整単価が高騰するリスクはある?

あります。ただし上限が設定されています。

市場価格調整単価はJEPXの平均市場価格に連動しますが、平均市場価格が30円を超えても30円として計算されます。

そのため調整単価の上限は「30円 − 13円 = 17円/kWh」です。

東京エリアで350kWh使う世帯なら、上限に達したときの上乗せは月4,021円。使用量別の内訳は⑤章の表にまとめています。

一方、オクトパスエナジーの燃料費調整額に上限はありません。

自由料金プランには、規制料金のような上限が設定されていないためです。

高騰リスク自体は、どちらにもあると考えてください。

調整額の変動を避けたい方は、燃調も市場調整もないシンプルオクトパスが選択肢になります。

Q4.楽天でんきは過去に新規受付を停止したが今は申し込める?

現在は申し込めます。

楽天でんきは、電力市場価格が高騰した時期に新規申込の受付を停止していました。多くの新電力が同時期に同じ対応を取っています。

その後受付を再開し、2026年8月現在は通常どおり申し込み可能です。

キャンペーンも実施されています。

ただし、受付停止という経験があったこと自体は覚えておいてよい情報です。

市場連動の要素が強いプランは、市場環境の影響を受けやすい構造になっています。

乗り換え先を選ぶときは、料金だけでなく供給の安定性も判断材料に加えてください。

Q5.オクトパスエナジーは怪しいという評判や訪問販売の勧誘は本当?

運営会社は、東京ガスと英国オクトパスエナジーの合弁会社です。

正式名称はTGオクトパスエナジー株式会社。燃料費調整のお知らせなど、各種通知もこの社名で発行されています。

項目内容
運営会社TGオクトパスエナジー株式会社
出資東京ガス/英国オクトパスエナジー
供給エリア沖縄を除く全国9エリア

「聞き慣れない社名」であることが、怪しいという印象につながっているようです。

英国発の電力会社で、日本での知名度がまだ高くないためと考えられます。

訪問勧誘については、電力小売業界全体で注意が必要です。

  • 電力会社の名前を出して訪問する代理店や、無関係の業者による勧誘の報告がある
  • 検針票を見せるよう求められても、その場で渡さない
  • 社名と所属を確認し、その場で契約しない

確実なのは、公式サイトから直接申し込む方法です。

訪問や電話で勧められた場合は、いったん保留にして公式サイトの内容と照合してください。

まとめ|オクトパスエナジーと楽天でんきの比較は実質コストで判断するのが正解

楽天ポイントを全額1円として差し引いても、9エリアすべてでオクトパスエナジーが安いという結果になりました。

要点は5つです。

この記事の結論
  • 年間差額は10,716円〜87,120円。一人暮らしでも1万円以上、ファミリーなら3.6万〜6.6万円の差
  • ポイントで埋まるのは差額の5〜10%。楽天ガスが契約できるのは東京・中部・関西の3エリアだけ
  • SPU上限1,000ptを毎月使い切っても、逆転するのは北海道の115〜161kWhのみ
  • 使用量が増えるほど差は広がる。100kWhごとに年6,896円〜15,508円ずつ拡大
  • オクトパスは口座振替と実質再エネ100%、楽天でんきはポイント払いが強み

判断基準はシンプルです。

優先したいもの選ぶべき電力会社
電気代を下げたいオクトパスエナジー
楽天ポイントを最大化したい楽天でんき

電力会社だけ切り替えて、買い物は楽天に寄せる併用もできます。失うのはSPUの+0.5倍という一項目だけです。

次にすることは2つです。

  1. ④章のシミュレーターに、検針票の使用量を入力する
  2. 差額を確認したうえで申し込む

切り替えには1か月から2か月かかります。夏や冬の電気代が気になる方は、早めに動いておくと安心です。

\ 検針票を用意して申し込む‼/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次