「結局どっちが安いの?」
単価表を並べても、答えは出ません。
差を決めているのは電力量料金ではなく、毎月変わる調整費。
その仕組みが、2社でまったく別物だからです。
そこで全9エリア19か月分の単価をさかのぼり、請求総額で比べました。
結論は、住む地域で答えが違うことが分かりました。
| 結論 | エリア |
|---|---|
| シンエナジー | 北海道・四国 |
| オクトパス | 中部・東北・九州 |
| 月ごとに交代 | 東京・関西・北陸・中国 |

「安い月が多い=得」ではありません。
東京はシンエナジーが安い月のほうが多いのに、合計ではオクトパスが6,849円安い結果でした。
結論|オクトパスエナジーとシンエナジーは住む地域で答えが変わる
2社の勝敗は、エリアで3つに分かれます。
19か月分の請求総額を比べた結果、この分類は使用量やアンペアを変えてもほぼ動きませんでした。
まず自分の地域を確認してください。
全9エリア早見表
| エリア | 結論 |
|---|---|
| 北海道 | シンエナジー |
| 四国 | シンエナジー |
| 中部 | オクトパス |
| 東北 | オクトパス |
| 九州 | オクトパス |
| 東京 | 月ごとに交代 |
| 関西 | 月ごとに交代 |
| 北陸 | 月ごとに交代 |
| 中国 | 月ごとに交代 |
| 沖縄 | シンエナジーのみ |
金額は次の章の計算ツールで出せます。
\ 全国対応・工事も停電もなし /
シンエナジーが安いのは北海道と四国
19か月の結果です。
| エリア | シンエナジーが安かった月 | 19か月の合計削減額 |
|---|---|---|
| 北海道 | 19か月中19か月 | 27,051円 |
| 四国 | 19か月中18か月 | 11,293円 |
北海道は一度も入れ替わりませんでした。
2026年5月以降の高騰局面でも、この2エリアだけは差を守っています。
この地域の方は、ここで結論が出ています。
ポイント
北海道は年間で約17,000円の差!!
迷う余地がほぼないレベルです。
オクトパスエナジーが安いのは中部・東北・九州
こちらは逆の結果でした。
| エリア | オクトパスが安かった月 | 19か月の合計削減額 |
|---|---|---|
| 中部 | 19か月中14か月 | 16,156円 |
| 東北 | 19か月中15か月 | 14,200円 |
| 九州 | 19か月中15か月 | 10,664円 |
3エリアとも、シンエナジーが安い月は19か月中4〜5回だけ。
中部にいたっては19か月で1万6千円の差がつきました。
この地域の方も、ここで結論確定です。
東京・関西・北陸・中国は月によって入れ替わる
問題はこの4エリア。
- 安い月の数はほぼ互角(シンエナジーが19か月中10〜13回)
- でも合計金額では逆転するエリアがある
つまり「どちらが安いか」を固定できません。
判断するには、毎月2つの調整費を見比べる必要があります。
やり方は記事の後半、シンエナジーが安くなる境目で解説します。
ポイント
安い月の多さだけ見て決めると、損することがあります。
沖縄はオクトパスエナジーの提供エリア外
オクトパスエナジーは沖縄と離島に供給していません。
そのため沖縄の方は比較が成立せず、選択肢はシンエナジーのみです。
なお沖縄だけはシンエナジーも例外的に燃料費調整を採用しています。
安心材料ですね。
自分の電気代をその場で計算する【2026年7月検針分】
結論がわかったら、次は自分の金額です。
エリア・アンペア・使う量の3つを入れるだけで出ます。
全国9エリア(オクトパス vs シン・エナジー)
新電力ナビ 比較シミュレーター
電気料金 = 基本料金 + 電力量料金 ± 調整額 + 再エネ賦課金
su-zi検針票が手元にあると、使用量がすぐ入れられますよ!!
20アンペア以下はシンエナジーを契約できない
先に確認してほしい落とし穴です。
シンエナジーのきほんプランは30A以上しか契約できません。
アンペア制6エリア(北海道・東北・東京・中部・北陸・九州)が対象です。
10A・15A・20A契約の方の選択肢は、オクトパスエナジーになります。
| 契約アンペア | 選べる会社 |
|---|---|
| 10〜20A | オクトパスのみ(グリーン/シンプルの2択) |
| 30A以上 | 2社とも可 |
一人暮らしはこの帯に入ることも多く、そもそも2社比較が成立しないケースがあります。
なお関西・中国・四国は最低料金制でアンペア区分がないため、この制限はありません。
アンペアによって1位が変わる地域がある
同じエリアでも、アンペアが上がると1位が入れ替わります。
1位早見表(350kWh・2026年7月検針分)
| エリア | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | シンエナジー | シンエナジー | シンエナジー | シンエナジー |
| 東北 | グリーンオクトパス | グリーンオクトパス | グリーンオクトパス | シンプルオクトパス |
| 東京 | グリーンオクトパス | グリーンオクトパス | グリーンオクトパス | シンプルオクトパス |
| 中部 | グリーンオクトパス | グリーンオクトパス | グリーンオクトパス | シンプルオクトパス |
| 北陸 | グリーンオクトパス | グリーンオクトパス | グリーンオクトパス | グリーンオクトパス |
| 九州 | グリーンオクトパス | グリーンオクトパス | グリーンオクトパス | シンプルオクトパス |
アンペア区分のない3エリアはこちら。
- 関西 → グリーンオクトパス
- 中国 → グリーンオクトパス
- 四国 → シンエナジー
60アンペアでは東北・東京・中部・九州でシンプルオクトパスが1位になる
理由は基本料金0円です。
アンペアが上がるほど基本料金は高くなります。
60Aになると、その差をシンプルオクトパスの0円が上回り、しかも使う量が少ないほど、早く入れ替わります。
| 使用量 | 入れ替わるアンペア |
|---|---|
| 350kWh | 60A |
| 250kWh | 50A |
対象は同じ4エリア(東北・東京・中部・九州)です。
北陸だけは60Aでもグリーンオクトパスが1位を維持します。
ポイント
60A契約で使用量が少なめの方は、シンプルオクトパスもチェックしてみてください!!
ただし1年限定のプランです。
オクトパスエナジーとシンエナジーを19か月分さかのぼって比べた
計算ツールで出た金額は、その月だけの結果かもしれません。
そこで両社の公式単価を19か月分集め、請求総額で比較しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約 | 30A・月350kWh |
| 期間 | 19か月分 |
| 金額 | 税込・政府補助金なし |
| 対象 | グリーンオクトパス/きほんプラン |
19か月で安かった回数と合計金額
左の2列が安かった月の数、右が19か月の合計差額です。
| エリア | オクトパスエナジー | シンエナジー | 合計で安いのは |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 0 | 19 | シンエナジー 27,051円 |
| 四国 | 1 | 18 | シンエナジー 11,293円 |
| 中国 | 6 | 13 | シンエナジー 3,017円 |
| 関西 | 8 | 11 | シンエナジー 433円 |
| 北陸 | 9 | 10 | オクトパスエナジー 1,149円 |
| 東京 | 8 | 11 | オクトパスエナジー 6,849円 |
| 九州 | 15 | 4 | オクトパスエナジー 10,664円 |
| 東北 | 15 | 4 | オクトパスエナジー 14,200円 |
| 中部 | 14 | 5 | オクトパスエナジー 16,156円 |


太字の行を見てください。
北陸と東京は、シンエナジーが安い月のほうが多いのに、合計ではオクトパスが安い。
回数と金額が一致していません。
※オクトパスN月分=シンエナジーN+1月分で同一検針月に揃えて算出。容量拠出金は各年度の値、単価は両社公式PDFより。
北海道は19か月すべてシンエナジーが安かった
19か月中19か月。
一度も入れ替わりませんでした。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 19か月の合計差 | 27,051円 |
| 年換算 | 約17,000円 |
| 1か月の最大差 | 3,225円 |
| 1か月の最小差 | 697円 |
注目したいのは最後の行です。
オクトパスが安くなった月でも、シンエナジーが697円安かった。
中部は19か月で1万6千円オクトパスエナジーが安かった
オクトパスエナジーが安かったのが中部電力エリアです。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| オクトパスエナジーが安かった月 | 19か月中14か月 |
| 19か月の合計差 | 16,156円 |
| 1か月の最大差 | 4,490円 |
月4,490円は全エリア最大です。
同じ傾向が東北(オクト 14,200円)、九州(オクト 10,664円)でも出ています。
中部、東北、九州はオクトパスエナジーを選ぶで良いでしょう。
東京電力エリアは安い月が多いで判断できない
東京では、シンエナジーが安かった月が11回、オクトパスが8回。
回数ではシンエナジーが上回っています。
それでも19か月の合計は、オクトパスが6,849円安い。
安いときは最大1,332円・高いときは最大3,624円
答えは差の大きさが違うことです。
| 安かった会社 | 1か月の最大差 |
|---|---|
| シンエナジー | 1,332円 |
| オクトパスエナジー | 3,624円 |


差が開くのは、オクトパスが安い月のほうでした。
その幅は約2.7倍あります。
しかも2つの調整費の差は、平均すると+0.08円とほぼゼロ。
平均は互角なのに、合計では大きく開きました。
原因は市場価格の性質です。
- 下がってもゼロ付近で止まる
- 上がるほうには限りがない
だから片側だけ幅が大きくなります。
北陸も同じことが起きている
北陸はシンエナジー10回・オクトパス9回。
それでも合計はオクトパスが1,149円安い結果でした。
関西はシンエナジー11回・オクトパス8回で、合計もシンエナジーが433円安いとほぼ互角。
つまり拮抗している4エリアは、回数だけで判断すると間違えます。
14か月かけて得した分が5か月で消えた
さらに大きいのが、直近の変化です。
2026年4月検針分を境に、前後で分けました。
| エリア | 前14か月 | 後5か月 |
|---|---|---|
| 北海道 | シンエナジー 22,312円 | シンエナジー 4,739円 |
| 四国 | シンエナジー 10,852円 | シンエナジー 441円 |
| 中国 | シンエナジー 6,472円 | オクトパスエナジー 3,455円 |
| 関西 | シンエナジー 6,663円 | オクトパスエナジー 6,230円 |
| 北陸 | シンエナジー 6,333円 | オクトパスエナジー 7,482円 |
| 東京 | シンエナジー 6,120円 | オクトパスエナジー 12,969円 |
| 九州 | オクトパスエナジー 3,311円 | オクトパスエナジー 7,353円 |
| 東北 | オクトパスエナジー 3,957円 | オクトパスエナジー 10,243円 |
| 中部 | オクトパスエナジー 1,641円 | オクトパスエナジー 14,515円 |


後半5か月では、オクトパスが7エリアで安くなりました。
東京は6,120円の得が12,969円の損に変わった
東京の数字を追ってみます。
- 前14か月:シンエナジーが6,120円安い
- 後5か月:オクトパスが12,969円安い
14か月かけて積み上げた差が、5か月で逆転しました。
同じことが中部(オクト 14,515円)、東北(オクト 10,243円)でも同時に起きています。
きっかけは原油の値上がりです。
3か月で1.71倍になり、それが電力市場に波及しました。
地域で答えが変わる理由は調整費のしくみが違うから
ここまでの結果には、はっきりした理由があります。
電気料金の内訳を見てください。
基本料金 + 電力量料金 ± 調整費 + 再エネ賦課金
このうち電力量料金は、2社でほとんど差がありません。
差を生んでいるのは± 調整費の部分です。
そして両社は、まったく別のしくみを使っています。
| 項目 | オクトパス | シンエナジー |
|---|---|---|
| 名称 | 燃料費調整額 | 電源調達調整費 |
| 見るもの | 燃料の輸入価格 | 電力市場の価格 |
| 反映の速さ | 3〜5か月遅れ | 約1か月 |



ここを理解すると、なぜ地域で真逆になるのかが一気につながります!!
オクトパスエナジーの燃料費調整額は3か月から5か月遅れて動く
オクトパスが見ているのは、原油・LNG・石炭の輸入価格です。
財務省の貿易統計をもとに、3か月分の平均を使います。
たとえば2026年9月分の請求に反映されるのは、2026年4〜6月の統計です。
つまりこういうことになります。
今ニュースで原油が下がっても、電気代に届くのは3か月後。
反映は遅いぶん、急な変動はならされます。
なお2026年(1〜9月)の年平均は、多くのエリアで2025年を下回っています。
| エリア | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|
| 東京 | 3.67円 | 3.24円 |
※シンプルオクトパスには、そもそも燃料費調整がありません。
大手電力と同じ計算式を使っている
20か月分の単価から逆算したところ、誤差±0.02円で再現できました。
計算式は大手電力とほぼ同じです。
つまりオクトパスの安さは、燃料費調整ではなく電力量料金の単価から来ています。
なお九州だけは、離島ユニバーサルサービス調整単価が上乗せされます。
燃料費調整額に上限はない
ここは注意点です。
| 料金の種類 | 上限 |
|---|---|
| 規制料金(大手の従量電灯B等) | あり |
| 自由料金(オクトパス含む) | なし |
2026年9月分は、多くのエリアで大きく上がりました。
ただし3か月平均を使うため、急な変動は吸収されやすい設計です。
シンエナジーの電源調達調整費は約1か月で反映される
シンエナジーが見ているのは、電力市場の価格です。
燃料の輸入価格ではありません。
算定期間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象期間 | 請求月の前々月21日〜前月20日 |
| 確定 | 前月20日ごろ |
| それまで | 暫定値を毎週月曜に更新 |
反映まで約1か月。
オクトパスより、はるかに速く動きます。
※沖縄のみ、シンエナジーも燃料費調整を採用しています。
0円の月は市場価格が基準の範囲内に収まっていた月
単価表を見ると、0.00が並ぶ月があります。
これはシステム上の空欄ではありません。
市場価格が2つの基準値の間に収まると、調整そのものが発生しないためです。
基準値は地域ごとに異なります。
北海道は21か月のうち20か月が0円以下だった
北海道が強い理由が、ここにあります。
| エリア | 0円以下だった月 |
|---|---|
| 北海道 | 21か月中20か月 |
| 四国 | 18か月 |
北海道の最安は、2025年6月分の−4.80円。
調整費がマイナスなら、そのぶん請求額が下がります。
この2エリアだけが構造的に強いのは、そのためです。
電源調達調整費にも上限はない
こちらも上限はありません。
公式が定めているのは、基準値を下回ればマイナス、上回ればプラスというルールだけです。
楽天でんきのような30円上限といった歯止めはありません。
2026年9月分(暫定)を見てください。
| エリア | 電源調達調整費 |
|---|---|
| 北陸 | 14.19円 |
| 中部 | 14.16円 |
1kWhあたりの金額です。
350kWh使えば、それだけで約5,000円が上乗せされます。
シンエナジーにはもう1つ上乗せされる料金がある
容量拠出金相当額です。
電源調達調整費とは別の制度で、1kWhごとに加算されます。
オクトパス側には、対応する項目がありません。
2026年度の単価(円/kWh)
| エリア | 単価 | エリア | 単価 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 1.43 | 関西 | 1.32 |
| 東北 | 1.21 | 中国 | 1.21 |
| 東京 | 1.10 | 四国 | 1.54 |
| 中部 | 1.54 | 九州 | 2.20 |
| 北陸 | 1.65 |


過去は全エリア一律でした。
| 年度 | 単価 |
|---|---|
| 2024年度 | 1.65円(一律) |
| 2025年度 | 0.64円(一律) |
| 2026年度 | エリア別 |
九州は2.20円で全国いちばん高い
九州には、ねじれがあります。
| 項目 | 九州の位置 |
|---|---|
| オクトパスの燃料費調整 | 全国最安(2026年7月分1.47円) |
| シンエナジーの容量拠出金 | 全国最高(2.20円) |
片方は全国いちばん安く、もう片方は全国いちばん高い。
この組み合わせが、九州でオクトパスが強い理由です。
月ごとの値動きはシンエナジーが2倍から12倍大きい
「月々の電気代が読みやすいのはどちらか」への答えです。
前月からの変化幅を平均しました(円/kWh)。
| エリア | シン | オクト | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 関西 | 1.98 | 0.16 | 12.4倍 |
| 九州 | 1.64 | 0.14 | 12.0倍 |
| 北陸 | 2.26 | 0.23 | 9.7倍 |
| 中部 | 2.09 | 0.24 | 8.6倍 |
| 東北 | 1.81 | 0.26 | 7.0倍 |
| 東京 | 1.99 | 0.32 | 6.3倍 |
| 中国 | 1.47 | 0.31 | 4.8倍 |
| 四国 | 0.98 | 0.27 | 3.6倍 |
| 北海道 | 0.82 | 0.40 | 2.0倍 |


オクトパスは、どのエリアでも0.4円以下。
請求額が安定するのはオクトパスエナジーです。
同じシンエナジーでも地域で安定度が違う
同じ会社でも、関西は12.4倍、北海道は2.0倍。
6倍以上の開きがあります。
北海道が2倍にとどまるのは、調整が発生しない範囲に収まる月が多いためです。
反映が速いのは良いことばかりではない
速さは、長所にも短所にもなります。
| 会社 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| シンエナジー | 値下がりがすぐ届く | 市場ショックもすぐ来る |
| オクトパスエナジー | 急変を吸収する | 値下がりも遅れて届く |
どちらが優れているかではなく、トレードオフです。
シンエナジーが安くなる境目は地域ごとに違う
ここが、拮抗4エリアの方への答えになります。
まず注意点から。
「電源調達調整費が◯円以下なら安い」という固定の数字は使えません。
オクトパスの燃料費調整額が上がれば、境目も一緒に動くからです。
正しい判定はこちら。
電源調達調整費 − 燃料費調整額 が、境目より小さい → シンエナジーが安い
| エリア | 30Aの境目 | 実績の平均 | 余裕 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | +0.43 | −3.20 | +3.63 |
| 四国 | −1.38 | −2.57 | +1.19 |
| 中国 | −1.87 | −2.04 | +0.17 |
| 関西 | −0.65 | −0.35 | −0.29 |
| 北陸 | +0.63 | +1.39 | −0.76 |
| 東京 | −1.15 | +0.08 | −1.24 |
| 東北 | −2.06 | +0.35 | −2.42 |
| 九州 | −1.59 | +0.97 | −2.56 |
| 中部 | −0.81 | +2.13 | −2.94 |


余裕がプラスなら、シンエナジーが安い月のほうが多くなります。
この2列だけで、9エリアすべての結論が説明できます。
境目がゆるくても市場価格が高ければ勝てない
北陸を見てください。
境目は+0.63で全国で最もゆるい。
それなのに実績平均が+1.39で、届いていません。
料金表が有利でも、そのエリアの市場価格が高ければ意味がないのです。
境目が厳しくても市場価格が安ければ勝てる
逆が中国電力エリアです。
境目は−1.87で全国2番目に厳しい。
それでも実績平均が−2.04で、下回っています。
つまり勝敗は、境目と市場価格の綱引きで決まります。
毎月の見分け方は2つの単価を引き算するだけ
拮抗4エリアの方は、毎月これだけ確認してください。
- シンエナジーの電源調達調整単価を見る
- オクトパスの燃料費調整単価を引く
- 上の表の自分のエリアの境目と比べる
境目を下回っていれば、シンエナジーが安い月です。
確定するタイミング
| 会社 | 確定時期 |
|---|---|
| シンエナジー | 前月20日ごろ |
| オクトパス | 前月中 |
オクトパスエナジーとシンエナジーのプランの選び方
比較対象となる家庭向けプランは、こちらです。
| 会社 | プラン |
|---|---|
| オクトパス | グリーンオクトパス/シンプルオクトパス |
| シンエナジー | きほんプラン/生活フィットプラン【昼】【夜】 |
ここで押さえてほしいのは、選び方の設計思想が逆だということ。
- オクトパス → 契約前に選ぶ
- シンエナジー → 契約後に実績を見て選ぶ
グリーンオクトパスときほんプランは3段階料金まで同じ
この記事で比較してきた2つの基本プランです。
| 項目 | グリーンオクトパス | きほんプラン |
|---|---|---|
| 基本料金 | 日額×アンペア | アンペア別の定額 |
| 電力量料金 | 3段階制 | 3段階制 |
| 調整費 | 燃料費調整額 | 電源調達調整費+容量拠出金 |
電力量料金の考え方は共通です。
違うのは、基本料金の建て方と調整費の2点だけ。
なおグリーンオクトパスは、実質再生可能エネルギー100%の電気です。
シンプルオクトパスの基本料金0円は1年で終わる
先ほど60Aで1位になったプランです。
特徴は3つ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本料金 | 0円 |
| 電力量料金 | 段階なしの一律単価 |
| 調整費 | なし |
調整費がないので、使った量だけで金額が決まります。
家計管理はいちばんラクです。
一律単価(円/kWh)
| エリア | 単価 | エリア | 単価 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 39.12 | 関西 | 27.46 |
| 東北 | 30.98 | 中国 | 28.74 |
| 東京 | 30.93 | 四国 | 28.07 |
| 中部 | 30.38 | 九州 | 27.84 |
| 北陸 | 30.44 |
ただし、大きな注意点があります。
基本料金0円が続くのは1年間だけ。
終了後は、自動的にグリーンオクトパスへ移ります。
移行先の内容は申込時期で決まるため、自分の契約はマイページの契約メニュー名で確認してください。
グリーンオクトパスとシンプルオクトパスはどちらを選ぶか
オクトパス内での選び分けです。
判断材料は使用量とアンペアの2つ。
基本料金0円のシンプルは、使う量が少ないほど有利になります。
入れ替わる使用量はこちらです。
30A契約の交差点
| エリア | 交差点 |
|---|---|
| 東京 | 103kWh |
| 北海道 | 107kWh |
| 北陸 | 110kWh |
| 東北 | 112kWh |
| 九州 | 115kWh |
| 中部 | 116kWh |


これより少なければシンプル、多ければグリーンです。
アンペアが上がると、交差点は右へ移動します。
| 東京の契約 | 交差点 |
|---|---|
| 30A | 103kWh |
| 50A | 254kWh |
| 60A | 交差なし(シンプルが有利) |
関西・中国・四国は使う量が多いと再びシンプルオクトパスが安くなる
この3エリアだけ、動きが違います。
グリーンとシンプルが2回入れ替わるのです。
| エリア | 1回目 | 2回目 |
|---|---|---|
| 関西 | 17kWh | 398kWh |
| 中国 | 45kWh | 421kWh |
| 四国 | 73kWh | 303kWh |
理由は、グリーンの第3段階料金にあります。
第3段階の単価+燃料費調整が、シンプルの一律単価を超えてしまうためです。
実際の金額で見てみます。
| エリア | 使用量 | グリーンオクトパス | シンプルオクトパス | シンエナジー | 1位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関西 | 400 | 12,666 | 12,656 | 13,352 | シンプル |
| 関西 | 500 | 16,191 | 15,820 | 17,046 | シンプル |
| 中国 | 450 | 14,907 | 14,814 | 15,427 | シンプル |
| 四国 | 450 | 15,193 | 14,513 | 14,383 | シン |
| 四国 | 600 | 20,722 | 19,350 | 19,481 | シンプル |
アンペアを上げるとシンプルオクトパスが有利になる
基本料金0円の効果は、アンペアが大きいほど効きます。
ただし、料金のためにアンペアを上げるのは本末転倒です。
ブレーカー容量は、生活実態で決めてください。
生活フィットプランは契約後に使用実績から選べる
シンエナジーの時間帯別プランです。
【昼】【夜】の2種類があります。
| 区分 | 名称 |
|---|---|
| 時間帯 | デイタイム/ライフタイム/ナイトタイム |
ナイトタイムの時間はこちら。
| 曜日 | 時間 |
|---|---|
| 平日 | 23時〜翌6時 |
| 休日扱いの日 | 22時〜翌8時 |
契約の流れは、まずきほんプランで契約し、後から乗り換える設計です。
オクトパスが契約前に選ばせるのに対し、シンエナジーは契約後に選ばせます。
生活フィットプランにも電源調達調整費と容量拠出金がかかる
ここは誤解しやすい部分です。
プランを変えても、調整費の構造からは逃げられません。
時間帯の単価が安くても、調整費で相殺される可能性があります。
この記事の試算で生活フィットを対象外にしているのも、条件が個々の生活時間に左右されるためです。
マイページのぴったりプラン診断で提案してもらえる
シンエナジーには、個人契約向けの診断機能があります。
- 日別の使用量
- 月別の使用量
- 時間別の使用量
実際に使ったデータをもとに提案されます。
契約前のシミュレーションより、精度は高くなります。
休日昼間の単価が高い点に注意
【夜】生活フィットには、落とし穴があります。
休日の時間帯区分が、平日と違います。
土日に在宅している時間が長い家庭では、逆効果になることがあります。
在宅ワークの方も要注意です。
オール電化と電気自動車向けのプランはオクトパスエナジーだけ
該当する方は、選択肢が1つに絞られます。
| 対象 | オクトパス | シンエナジー |
|---|---|---|
| オール電化 | 専用プランあり | なし |
| 電気自動車 | 専用プランあり | なし |
| 太陽光発電 | 専用プランあり | なし |
シンエナジーには、家庭向けの該当プランがありません。
オール電化・EV・太陽光のいずれかに当てはまる方は、オクトパス一択です。


契約後のプラン変更は両社とも無料でできる
選択を間違えても、取り返せます。
| 会社 | プラン変更 |
|---|---|
| オクトパス | 無料 |
| シンエナジー | 無料 |
ただしシンプルオクトパスは、1年経過後に自動でグリーンオクトパスへ移ります。
自分から変更しなくても切り替わる点だけ、覚えておいてください。
料金以外の違いは特典と支払い方法だけ
料金以外の条件を並べました。
| 項目 | オクトパス | シンエナジー |
|---|---|---|
| 提供エリア | 沖縄・離島を除く | 全国 |
| 契約アンペア | 10A〜 | 30A〜 |
| 支払い方法 | カード/口座/コンビニ | カード/口座 |
| 解約金 | なし | なし |
| 契約期間の縛り | なし | なし |
| ガスセット | 契約可(電気代の割引なし) | 電気のみ |
| 特典 | 紹介割・申込割あり | 2026年4月で終了 |
解約金と契約期間は、どちらも縛りがありません。
ここに差はないので、比較の材料にはなりません。
実際に違うのは、特典と支払い方法の2点だけです。
シンエナジーのJALマイルは2026年4月で終了している
かつてシンエナジーには、電気料金に応じてJALマイルが貯まる特典がありました。
この特典は、すでに終了しています。
| 項目 | 時期 |
|---|---|
| JAL側の新規登録 | 2025年11月27日で終了 |
| 最終対象の電気料金 | 2026年2月分検針票 |
| 最終付与 | 2026年4月付与分 |
つまり現時点で、特典を理由にシンエナジーを選ぶ根拠はありません。
※出典:シンエナジー公式お知らせ・公式FAQ
特典で選ぶならオクトパスエナジーだけ
現在、特典があるのはオクトパスのみです。
- 友達紹介割
- 新規申込割
ただし、この記事の19か月試算には特典を含めていません。
理由は、条件や金額が時期で変わるためです。
特典は数千円の一時的な差にすぎません。
選ぶ主軸は、あくまで毎月の料金にしてください。
解約金は両社ともなし|違うのは支払い方法
まず解約まわりを確認します。
| 項目 | オクトパス | シンエナジー |
|---|---|---|
| 初期費用 | なし | なし |
| 事務手数料 | なし | なし |
| 解約金・違約金 | なし | なし |
どちらも合わないと感じたら、すぐ抜けられます。
差がつくのは支払い方法です。
| 支払い方法 | オクトパス | シンエナジー |
|---|---|---|
| クレジットカード | ○ | ○ |
| 口座振替 | ○ | ○ |
| コンビニ払い | ○ | × |
カードを持っていない方、コンビニ払いを使いたい方は、オクトパスのほうが選択肢が広くなります。
北海道と四国はシンエナジー・迷ったらオクトパスエナジー
プラン選びの判断軸はひとつだけ。
月ごとの変動を受け入れられるかどうかです。
シンエナジーは月ごとの変動を受け入れられる人に向く
- 月ごとに数千円動くことを受け入れられる
- 使用実績を見て、時間帯プランに乗り換えたい
- マイページで使用量を細かく確認したい
- 市場価格が下がった月に、すぐ恩恵を受けたい
反映が約1か月と速いぶん、値下がりも値上がりもそのまま届きます。
安い月と高い月の差が大きいことを、あらかじめ理解しておいてください。
\ 初期費用・解約金0円 /
オクトパスエナジーは変動を避けたい人に向く
- 月々の請求額を安定させたい
- オール電化・EV・太陽光がある
- コンビニ払いを使いたい
- 契約アンペアが20A以下
- 60A契約で使用量が少なめ(シンプルオクトパスが有利)
前月からの変化幅は、どのエリアでも0.4円以下でした。
家計の予定が立てやすいのは、オクトパスのほうです。



迷ったらオクトパス、が無難な選択。
\ 全国対応・解約金なし /
まとめ|オクトパスエナジーとシンエナジーは住む地域とリスクで選ぶ
エリア別の結論
| 結論 | エリア |
|---|---|
| シンエナジー | 北海道・四国 |
| オクトパス | 中部・東北・九州 |
| 月ごとに交代 | 東京・関西・北陸・中国 |
| シンエナジーのみ | 沖縄 |
- 自分のエリアを上の表で確認する
- 契約アンペアと使用量で計算ツールに入れる
- 拮抗4エリアなら、2つの調整費を引き算して当月を判定する
拮抗エリア以外の方は、1と2だけで決まります。
19か月分をさかのぼってわかったのは、安い月が多いことと、年間で安いことは別だということ。
東京と北陸がその実例でした。
回数ではなく、合計金額で選んでください。
そして、電源調達調整費はリニアに請求額に反映されます。
平均して安くを考えるならオクトパスエナジーを選ぶと安心できるでしょう。
\ 北海道・四国の方はこちら /
\ 中部・東北・九州の方はこちら /

コメント